最近、僕の記事を読んでくださっている経営者から
「やらないことリストの記事はすごく共感します」
と言われることが多いです。

やらないことリストの記事はこちら

この記事に「いいね!」と言ってくれるのは、
大体がかなり業歴の長い経営者の人です。

短くても3年くらい。

そのくらいの業歴になってくると、
いろんな事業を抱えるようになってきます。

自分がもともとやっていた事業。
誰かとジョイントでやる事業。
今までやってきたことの延長で新規で始める事業。
まったく新規の分野の事業。

などなど。

いろいろやることを抱えているのに、
どんどんやれることリストが増えてくるので、
「やらないことリスト」
が重要なのです。

これがないと、
どんどん事業ができてしまって、
集中できず、
すべての事業のリソースが分散してしまいます。

その結果、
すべての事業が中途半端になり
売上も利益率も下がり、
撤退を余儀なくされるわけです。

さてさて、
「やらないことリスト」
よりも重要なリストがあります。

それは
「やめることリスト」
です。

さっきの例で言うと
「自分がもともとやっていた事業」
のうち、
どれをやめるかというリストです。

「おいおい、やめなくてもいいじゃんか」
と思う人もいると思います。

もちろん、
ものすごく儲かっていて、
今後もどんどん伸びていく事業なら、
やめなくてもいいでしょう。

また、今儲かってないけれど、
将来的に大きな利益が期待される事業なら、
やめなくてもいいですね。

しかし、以下の2つの場合はどうですか?

(1)今、儲かっているけれど、今後は利益が縮小していく
(2)今、儲かっていないし、今後も儲かるかどうか不確実

(1)に関しては意見の分かれるところ。
ビジネスのライフサイクルで言うと、
成熟期を過ぎているので、
追加投資をせずに撤退を前提にビジネスを組み立てるのが
いいのかもしれません。

一方、(2)に関しては、
続ける必要性は全くありません。
(金銭面に関して、ですが)
やめたほうがいい事業ですね。

ところが、
(1)ばかりでなく
(2)までも、
ほとんどの人が「やめるリスト」にいれてません。

それはなぜか?

多くの理由があると思います。
やめると自分のプライドが傷つくというのもあります。
惰性で続けているというのもあります。
「サンクコスト(埋没費用)」が関係していることもあります。

心理的な障壁が大きいですね。

だからやっぱり、
自分の事業を冷静に見つめ直し
「やめることリスト」
を作成することが必要でしょう。

やめたことに割いていたリソースを違う事業に入れることで、
違う事業がもっと儲かるようになるというのは
往々にしてあることですね。

例えば、
あるネットショップを始めたとします。
最初は全然売上が立たず、
なんでかなーと思ってたら、
最初の目論見が外れていることに気がついた。
商品の検索数がものすごく少ないし、
市場規模も自分が思っていたよりもかなり小さい。

この場合、
どれだけ頑張っても売上は今後伸びないことが分かりきってます。

ということは
「やめる」
ということが一番いいことですよね。

そして、違うネットショップに集中したり、
Amazonやヤフオクに集中してもいいと思います。

でも、やめれない。

自分がやってきたことが否定される気分になるし、
このネットショプを作るために
すでに何十時間、何十万円も投資している。

もしかしたらなんかの拍子にものすごく稼げるようになるかもしれない
という淡い期待もある・・・

これは
やめるべきですね。

僕も今まで、
かなり多くの事業を辞めてきました。

500万円以上かけて始めた事業を
売上ゼロのまま辞めたことがあります。

もし続けていれば、
もっと傷口が大きくなっていたでしょう。

あなたもズルズルと続けていることがありませんか?

一度
「やめることリスト」
を作ってみると良いいですよ。