中国の二大オンライン市場を運営する
Alibaba Group Holdingsは、
米国で新しいEコマースサイト「11Main.com」を
立ち上げることを計画している。

Alibabaは2010年に米国進出の拠点として
子会社「Auctiva」と「Vendio」を買収した。

この2社が今回立ち上げるサイトを管理することに。
AuctivaとVendioは、eBay.comを含む
マーケットプレース上のセラーリストを支援するツールを販売している。

「11Main.com」は、ベビー用品、ファッション、アートなど
10以上のカテゴリに分かれ、セラーを募集している。

このサイトは、
量販店などが運営する大型のEコマースでは見つけにくい、
ユニークな製品を販売するにユーザーに特化するとのこと。

サイト上で販売を行うユーザー向けに
マーケティングキャンペーンやサービスも提供する予定だ。

Forrester Research社のアナリストKelland Willis氏は、
Alibabaのこれまでの中国での経験が、
主要な米国市場では一般的ではない独自のソーシャルメディアや
顧客とのコミュニケーション、柔軟なツールを使用して
サービスを提供する上で、強力な武器となるだろうと分析している。

また、「11Main.com」成功の鍵は、
サイトを米国向けにどうローカライズするかだ、とコメントしている。

Alibabaの広報担当者は「11Main.com」はAuctivaとVendioが
共同で推進するプロジェクトである。

また、Alibabaは明確なビジョンと使命感を持って起業家を支援する」と
コメントしている。

また、「我々は魅力的なプラットフォームの構築に
注力している」と述べている。

Alibaba Group Holdingsは中国最大のEコマースプレーヤー。

中国で2つの巨大なオンライン市場を運営している。
その一つTaobao.comは
2008年に7億6000万アイテムを販売している。

同グループによれば、
中国のオンラインショッピング市場の90%以上を占めているという。

米国のWebトラフィック調査会社によると
2013年3月の時点でTaobao.comは7万以上の製品を扱っており、

そして、世界のもっともアクセスがあった
Webサイトのトップ20にランキングされている。

インターネット小売業者の推計によると、
TmallとTaobaoマーケットプレースは、2012年の1640億ドルから、
2013年には49.4%増の2450億ドルの売上高を上げたという。

internetretailer.comより引用
http://www.internetretailer.com/2014/02/11/alibabas-subsidiaries-launch-us-based-online-marketplace