相庭です。
「強い意思を持って行動すれば、夢は叶う！」
という考えが
石器時代的だということは、
すでにあなたもご存知だと思います。
しかし、
ひたすら地道にコツコツ努力を重ねる。
失敗を繰り返しても、負けずに継続する。
という発信者も多いし、
僕もそう思います。
じゃあやっぱり意志の力は必要だよね？
ということになりそうですが、
実はそういうことではないです。
人間の意志の力はもともと弱いものなので、
意志の力で頑張ろうとするから、挫折するわけです。
通常の神経を持った人間であれば、
意思が弱いのは当たり前です。
だから、意思が続かないからといって、
「自分はダメなんだ」
と思う必要はありません。
じゃあどうするかといえば、
エネルギーやモチベーションとして
「意志の力」を使わずに、
地道な努力を続けて、
失敗に負けずに継続すればいいわけです。
禁煙やダイエットに例えると
わかりやすいと思います。
あなたもどちらかは
気にしたことがあると思いますし、
僕は両方やりました（笑）
しかし、両方とも意志の力で何とかしようとすると、
実際、もの凄く、しんどいことになります。
僕は14年間のあいだ
吸い続けていた煙草をやめたんですが、
意志の力だけで
煙草をやめようとしていたときは、
本当にしんどくて、
何度も負けて吸ってしまい、
煙草をやめるなんて、絶対に無理だ…。
と思って、
凄く悲しい気持ちになっていました。
意志の力だけで
ただ我慢だけして煙草をやめることは、
ほぼ不可能だと思っていいと思います。
無理をすると、精神的におかしくなって、
心か、体のどちらかにしわ寄せが来てしまいます。
だから、意志の力ではなく
きちんと煙草をやめるための、
正しいアプローチを学んで、実践しました。
その方法は、
アレン・カーという人が書いた、
「禁煙セラピー」という本に載っています。
禁煙パッチとかニコチンガムは必要ない方法です。
それを読んで実践するだけで、
意志の力はまったく必要なく、
一瞬でスッパリたばこをやめることができました。
驚愕したのを憶えています。
続いてダイエットするときも、
意志の力は必要ありませんでした。
８０キロ近くなってしまった体重を
６５キロまで落としましたが、
毎日１時間早く起きて、ウォーキングしただけです。
食事は変えませんでした。
※マラソンを始める以前の話です。
勘違いしてはいけないのは、
努力や継続をしなくていいということではなくて、
努力や継続のために
「意志の力を使わない」
ということです。
フツーの感覚として、
「努力や継続」と「意志の力」は
セットであると勘違いされますが、
実はそうではないということです。
では、意志の力の代わりに
なにをモチベーションやエネルギーにするかは、
実は人それぞれです。
よく言われる方法としては、
他人に宣言するとかですね。
友達や家族に、
「自分はもうタバコはやめたよ！」
「今年中に６０キロを切るよ！」
「１年以内に月利５０万円を達成するよ！」
と宣言してしまえば、
達成できなければ、恥ずかしいしみっともないので、
なんとかして達成しようとします。
理想を言えば、宣言する相手は、
甘えの効かない人物や
負けたくない人物、
たとえば自分の師匠や
ライバルなどに宣言したほうが、
達成できないとかなりプライドが傷つくので、
オススメです（笑）
ちなみに僕が、禁煙とダイエットのときに
エネルギーとして活用したのは、家族です。
「妻に良いとこ見せたい」
ためだけに頑張りました。
みんなタバコがやめられないのに、
わたしの夫はやめてくれた！
まわりの同年代はどんどん中年太りしていくのに、
わたしの夫は頑張って痩せてくれた！
と思って欲しいがためだけに、
努力と継続ができてしまいました。
愛と惚れる力は偉大です。
自分の健康とか、見た目とかのためではないです。
意志の力はまったくいらなかったです。
考えてみると、
ビジネスも同じだったかもしれません。
またある人の場合は、
達成した時に、自分へのご褒美を用意するという方法もあります。
「マイルストーン」というやつです。
この教材を完成させて、
販売開始までこぎつけたら、叙々苑の焼き肉を食べに行く！
月利１００万円を達成したら、
高級腕時計をキャッシュで買う！
という感じです。
「決意」とか「意志」というとかっこいいですが、
それはあまりにも脆弱なものです。
自分は意志の力でやって来た！
という人はそれでいいのかもしれませんが、
そうでないなら、
自分の意思が弱いことを前提に、
うまく付き合って工夫をして、
モノゴトを成し遂げていきましょう。
ご参考までに！
頑張っていきましょうー！
相庭靖史
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