ビジネスをやっていると
「やれること」がたくさん出てきます。

例えば、船原の場合、
シンガポールで飲食店を作ることもできるし、
マレーシアで美容院を作ることもできるし、
書籍をいっぱい執筆することもできるし、
マルチ(まがい?)ビジネスに参入することもできます。

やれることを全部やってたら、
体がいくつあっても足りません。

また、
僕らのような小資本企業の戦略として
「集中と選択」
が重要です。

やれることをなんでもかんでもバンバンやってたら、
事業がどんどん拡散してしまって、
1つの事業に集中できなくなってしまいます。

ビジネスは競争ですから、
そういう中途半端な事業はどんどんライバルにやられちゃいます。

なので、
もちろん収入の柱を増やそうとすることは重要なんですが、
何をするのか?
何を選ぶのか?
という選択と集中は極めて重要になります。

また
「やれること」
を考える分にはまだ自制が効きます。

問題は
「やりたいこと」
ですね。

ビジネスをやっていると、
やりたいことってどんどん出てくるんですよね。

「今のこの事業ではここがネックだった。
でも、もしこの事業をやることができれば、
その弱点をカバーできるかも!?
うーん、やりたい!」

という感じです。

この
「やりたい衝動」
って、止められないんですよねー。

別に、止めなくてもいいとは思います。
人生、好きなこと、やりたいことができるほど
幸せなことはないですからね。

ですが、
先程も言ったように
中途半端に拡大してしまったら、
ライバルに一網打尽にされてしまうのです・・・

「やりたいことをやって失敗しても悔いなし!」
と言えるならいいですが、
従業員や家族を抱えてしまうと、
そう勝手にはいかないものです。

やりたいことでも「時機」を待って、
挑戦するという考え方をもつことが重要・・・

なんですが。

さっきも言ったように、
やめられないとまらない、のが、
起業家でありビジネスマンなのです。

新しいことしたい症候群なのです。

ということで、
この症状を抑えるためには

「やらないことリスト」

を作ることをおすすめします。

少なくとも、
このリストに載っていることは当面やらない」

そんな誓いのリスト。

僕の場合
・単発で収入が入るような仕事(蓄積されない)
・単純な物販(みんなやってるから・・・)
・顧客に価値を与えることのできない仕事(詐欺的な塾、教材販売)
・名前を売る(有名になる)ような事全般
などなど。
いろいろやらないことリストがあります。

なので、誰か他人がいろいろな事業をやっていて
たとえ、
儲かっていたり、
誰かから崇拝されていたりしても、
僕がやらないことなのでどうでもいいワケです。

僕は
資産となるような蓄積型のビジネスと
顧客に価値を与える(できれば無料で)ビジネスをやっていきたいので、
それ以外はバッサリ切ります。

やらないことリストをどんどん拡張していって、
やることを厳選します。

そうしないと、
一日何時間あっても足りません。

ビジネスに集中しすぎて、
家族との時間が少なくなったら
何のためにビジネスしているかわからないですし。

ということで、
あなたも妙に忙しさを感じたら
ぜひやらないことリストを作ってみてください。

行動の取捨選択ができて、
すっきりしますよ。