東京都知事選が昨日行われ、
舛添さんが当選されたようです。
おめでとうございます。

都民ではないですが、
日本、いや世界の中でも重要な都市なので、
ぜひいい東京にしていただければと思います。

で、
今回の選挙ですが、
前評判どおり舛添さんが圧倒的に勝利しました。

その1つの要因が
「高齢者からの支持」
と言われています。

朝日新聞の出口調査の結果を御覧ください。

都知事選出口調査

(ASAHI.COMより)

60代の47%、
70代以上は55%の方が舛添さんを支持しています。

元厚生労働大臣という肩書きもあり、
福祉政策に取り組むというメッセージが伝わったのかなと思います。

今回の世代別の投票率はまだわかりませんが、
以前と同じように
高齢者は投票によく行って、
若者は投票にあまり行かなかったと考えられますね。

ということで、
東京の、いや日本の政治家のほとんどは
「高齢者が当選して欲しい候補」
になります。

そして、
今後、どんどん高齢化社会は進んでいくので、
その傾向はより強くなることでしょう。

もちろん、
政治は最大多数の人のために行われるべきで、
日本には今後高齢者がどんどん多くなりますから、
高齢者の為の政策が行われることは必須と思います。

それが、民主主義ですね。

結局、多数決ですから。

船原個人の意見としては、
もっと若い人がリーダーになって、
もっと東京や日本自体の成長を促進して、
「稼ぎ」を増やしてから、
それを配分したほうがいいと考えてます。

というか、
そうしなければ、早晩、
配分する富も無くなるでしょう。

しかし、
そうなる頃には今の高齢者の人は受益者ではなくなってます。
というか、
僕ら(僕は33歳)が高齢者になる頃には
配分する富がどんどん減っていて、
一人当たりの利益はかなり少なくなっているんじゃないかなと。

年金の問題なんて、まさにそんな感じですよね。

別にそれがいいとか悪いとかではなく、
そういう時代になるということです。

もちろん、
それを変えるためには
さっき言ったようにもっと若いリーダーが現れて
「パイを増やす」方向に持っていくべきですが、
それはやっぱり民主主義の選挙の性質上は難しそうです。

どうにもならないのかなと。

今回、インターネットを中心的に使って選挙活動を行った
家入一真さんは5位でした。
9万票弱の得票です。
ちなみに当選した舛添さんは200万票。

全く無名の家入さんが9万票を獲得したことは
成果と言っていいのかなと思います。

ただ、やっぱりどれだけインターネットを駆使しても
高齢者の多くの層にはリーチ出来ないと思うんですよね。

だから、票を伸ばせない。

このあたり、
今後はどうされるのかなーと思い、
注目しています。

この選挙に象徴されるように、
とりあえず日本は今も、そして今後も、
高齢者のための国であることは間違いないです。

僕はそれが完全にダメだとは思ってません。
むしろ、
こんなにすばらしい国を作ってきてくれた方々には
感謝しかありません。

ただ、
やっぱりこのままでは、早晩、沈むかな。

僕らが高齢者になる頃には、
どうなっているんでしょう・・・

だから、
自分の力で自分の面倒を見れるようにすることが
最高の「自分福祉」なのかなと、
最近は思っています。