こんにちは、相庭です。

昨日は僕が起業したときにつくった

ハンコのネタをお話ししたんですが、

「いつか起業したい」

と思っていらっしゃる方は、

「起業ブーム」みたいなものが過ぎたように思えるいまも、

やはりかなり多いようです。

しかし、

それを実行に移す方は、

これまたやはり、非常にすくないです。

起業はしないよりも

絶対にしたほうがいいのですが、

最近はあまり「起業しましょう!」としつこく言わなくなりました。

勧める側が、かるく徒労を覚えるからです。

みんな起業したい、とは強く思っていても、

いざするとなると、崖から飛び降りるような恐怖を感じているようです。

それはもちろん、

「独立起業はリスクが高い」

という、強い思い込みからです。

その心配は、

ある意味で正しくて、べつの意味では間違っています。

起業がリスクが高い、というのは

準備や条件がそろっていないのに、

起業してしまうパターン、

もうひとつ、

失敗する可能性が高い業種をわざわざ選択して

起業している場合です。

前者の準備や条件というのは、

今日のテーマの5つの法則です。

後ほどお話ししますね。

後者の失敗する可能性が高い業種とは

設備投資が必要で、在庫が必要な商売です。

飲食店とか実店舗の雑貨屋・カフェなどです。

憧れだけで借金して始めて、

こけてしまうパターンです。

あらゆるリスクはマネジメントできるものです。

コントロールできないリスクは

徹底的に避けるのもひとつのマネジメントだし、

コントロールできるリスクなら、

リスクを下げるべく行動をすればよいわけです。

そこで、今日のテーマの

「起業リスクを下げる、5つの法則」です。

その1.粗利の高い商品を扱う

価格-仕入れ額=粗利のたかい商品を扱うことで、

利益が残りやすくなり、商売は安定しやすくなります。

粗利は商売を動かすガソリンです。

一見、当たり前のようですが、

いきなり薄利多売の商品に手を染めてしまう方は多いです。

いま売れてても、売れなくなったら、どうします?

その2.リピート性の高い商品を扱う

商売においていちばん難易度の高い要素が

「集客」です。

お客には新規客とリピート客がいらっしゃいます。

リピート客を獲得するコストは、新規客の1/5と言われます。

それなら、最初からリピートしやすい商品を扱えば、

広告費などの経費を抑えて利益を生みやすくなります。

その3.マーケティング、セールスを学ぶ

ノウハウを学ぶのも良いんですが、

マーケティング、セールスといった

商売の原理原則を学んでおかないと、

ノウハウも十分に活用できないし、

ノウハウが廃れたとたんに食いっぱぐれます。

「モノの売り方」さえしっかり身に着けておけば、

あした焼け野原に放り出されても、

Amazonやヤフオクが存在しなくても、

ビジネスを立ち上げて、生きていくことができます。

既存のプラットフォームも、

また新しいプラットフォームが誕生しても、

上手く活用して、ビジネスすることができるわけです。

その4.開業費・固定費を抑える

先ほど言ったように、

開業に設備投資などの多額の費用が掛かったり、

多くの在庫をそろえる必要があったり、

最初からテナント料や人件費などの

高い固定費がかかるビジネスは、高確率で失敗します。

あなたの街にも、

飲食店が入れ代わり立ち代わり

開業しては潰れる場所があるでしょう。

それだけ難易度の高いビジネスです。

脱サラしたお父さんとか、

憧れだけで開業した素人が、

いきなり成功できるのは奇跡です。

その点、ネットビジネスは

PC、電話など、いまある設備だけで事足ります。

マネートラップ式のネットショップなら

在庫なしでショップ維持費も月々1,000円以下です。

その5.副業から始める

これが一番重要かもしれません。

安定した収入さえあれば、たとえ失敗しても

窮地に立たされることはないはずです。

飛行機やロケットが離陸するのと同じで、

起業も起業当初が、いちばんエネルギーを使います。

しかし、いったん軌道に乗ってビジネスが回りはじめれば、

あんがい楽に飛行することができます。

もちろん肉体的にはしんどいでしょう。

深夜まで作業することもあるでしょう。

でもそれで挫けるなら、

安定した収入があるばかりに

必死になれないなら、

たいして起業したいという気持ちは

最初から強くなかったのかもしれません。

以上、起業リスクを下げる、5つの法則です。

いまおもえば、

相庭も起業時、この5つを一応ぜんぶクリアしていました。

運が良かったことも多分にありますが、

勉強を続けて、情報収集のアンテナを

常に張っていたことが、良かったのかなとは思います。

この5つの法則は、

ある部分、会社を存続させる法則でもあると思います。

このように、起業リスクは、

準備を怠らないこと、正しい判断と選択をすることで、

かなり軽減できるものです。

むしろ、いまの会社の給与所得しか

収入がない場合、

そのほうが大きなリスクであると

認識したほうが良いです。

いまの会社でしか通用しないスキルしかない、

社会の外へ出て自立する力がないからです。

万が一リストラされたら…、

とくに年配になってからそんなことになったら

再起不能になってしまいます。

恐ろしいのは、

そのリストラのリスクは、

自分でコントロールできないことです。

脅かすわけではないですし、

必要以上に怯えることもないとは思いますが、

無理のない規模で副業でも始めて、

自立する力を少しづつでも身に着けて欲しいと思います。

起業するということは、

会社がイヤだからやめるとか、億万長者になりたいからとか

そういうことではなく、

自分だけで、生きていける力を手に入れるということです。

ご参考までに。

頑張っていきましょうー!