即決と1円出品の深い話 前編からの続きです

前編では主に1円出品や雇用についての考えを語りました。

繰り返しになりますが、1円出品だけを絶対的に支持してはいません。
小資金を増やすためには安くても肉体労働的に売ったほうが
トータルとしてヤフオクでは儲かりますという話です。

更に少し具体的に小資金の定義を定めると
ビジネスに使えるお金が100万円以下です。

そして僕自身が、1円出品で大きく利益を出したので
確かに思い入れは、結構強いです。
しかし、あくまでも1円出品は1つの手法、戦術なだけです。

ただし、今は即決が熱い・今は1円出品が熱いなど
ヤフオク市場全体がいづれかに傾くことは絶対に有り得ません。

ヤフオクが規約変更し1円出品のみ手数料15%となると
即決が熱いと言われるのは分かります。
その逆もしかりです。

しかし、質問者の意図はかなり理解出来ます。
もう少し深い話をしますが
1円出品はある意味爆弾なのです。

ヤフオクには「高くても早く買いたい」「安心して買いたい」という層は一定数居ます。
僕は今こちらのお客さんにアプローチしている訳ですね。

ですが、新品商品の低価格帯(3万円以下)でヤフオクで購入したいと
思っている人は「時間が掛かっても安く買いたい」層が多いです。

そこで「皆、仲良く即決で利益を分けあいましょう」と
平和条約を結んでいる所に
「そんなの関係ない」と言わんばかりに
1円出品で売りまくる人が出てきたら
この平和条約は崩れ去ります。

ここで誰が一番利益を出しているかというと
最初に1円出品した人です。

乗り遅れた人は、赤字でさばくか即決で平和になるのを待つしか
選択肢は無くなります。
つまり、ヤフオクが即決が熱いと言われているのは
即決の平和条約的なことになっているのだと思います。

僕自身、始めた時も皆仲良く横一線で
利益を分けあっていた印象が強くあります。
だから逆に即決が熱いと言われているのでしたら
1円出品をすると儲かる傾向にあるでしょう。

周りが右を向いている時は左を向くことが大事ですね。
何回も言っていますが稼げる人は少数派なので。

川下竜彦メールマガジン登録