アリババの創設者Ma氏は米国でニッチ消費者市場を開拓している。
消費者が求めているものを実際に把握する、
つまり、ニッチ市場の消費者のニーズを満たすために
中国で学んだローカライゼーションのスキルを活用している。

11 Mainはアリババが米国で先月立ち上げた紹介制のショッピングサイトである。
Mainはメインストリート、
11は消費者と販売者による直接1対1ということを表している。

サイトには9つのカテゴリーに及ぶ500,000の商品が掲載されており、
eBayやAmazonといったライバル企業で
販売している多くの業者を対象にしている。

11 Mainは事業者に権限を付与している唯一のサイトであると
アリババの前副社長が明かしている。

調査会社Forrester Researchによれば、
11 Mainは特別性が高いと言う意味で、eBayとは異なるものであるとし、
eBayは誰でもインターネットで物を販売できるようにしているのに対し、
11 Mainは商品の品揃えに力を入れると見られている。

11 Mainのサイトは主要ショッピングサイトの手数料の約2分の1
又は3分の1に当たる3.5パーセントの手数料しか掛からない。
利用している業者は1000を超える。

11 Mainのホームページや始め方が米国内の
ファッション販売サイトと類似している。
中でも電子メール登録が必要なことや
順番待ちのリストが必要なことが同じだ。

サイトで販売者は商品の掲載方法を自由にカスタマイズすることができ、
ビジネス内容を説明したり、簡単な動画をアップすることができる。
「Made in California」のセクションも設けられている。

eBayのようにサイト上で商品を扱っておらず、
配送やロジステックの対応は販売者に任せられている。

また、米国のショッピングサイトとは違い、
購入者と販売者のフィードバックが現在設けられていない。

製品の品質、消費者サービス、又、サイトに投稿する写真の品質に至るまで
サイトに登録している業者が基準を満たしていることが審査されている。

China Daily USAより引用
http://usa.chinadaily.com.cn/2014-07/09/content_17678234.htm