Facebookが利用者に、ニュースフィードで目にするポストを
コントロールする権限を与えるという。
これにより、多くのFB利用者が企業のポストをフォローしなくなる可能性がある。

Facebookは11月7日、前の週にユーザーがよく目にした人たち、
ページ、グループなどを見ることができるニュースフィード設定を新設した。
これによりユーザーは友達、ページ、グループのポストを仕分けしたり、
概要を見たりすることができる。

しかし一方で、同じ機能上でユーザーが、ワンクリックで
「フォローしない」「重要なニュースだけ見る」を選べるようになるため、
企業のファン数が減る恐れがある。

この変更により、有料広告でない企業のポストが
ユーザーの目に触れる機会が減るかもしれない。
ただでさえ、企業のポストを見るユーザーの数は1年前に比べ半分程度だと、
データ分析会社のAdobe Systems Inc.は述べている。

これは実際のところ、Facebookが有料広告でないポストを目にする
ユーザーの割合を限定しているせいだとも見られている。

Edgerank Checkerによると、2012年2月時点で、
企業のフォロワーの16%がそのポストを見ていたが、
2014年3月時点ではその割合は6.5%まで下がったという。

Facebookの創設者でCEOのMark Zuckerberg氏は先日、
ニュースフィードにおけるFBの操作介入はユーザー体験の向上に繋がると、
FB上でのライブQ&Aにおいて述べた。

Zuckerberg氏によれば、平均的なFBユーザーは1日に
1500のアップデートを見る可能性があるが、
彼はおよそ100しか見ないという。
つまりニュースフィードに現れたい企業は、
「お客さんにとって本当に価値ある情報」を作り出さなければならない。

「FBユーザーにニュースフィード上で一番いい経験をしてもらうため、
私たちはすべての決定、変更を行っています」と彼は言う。
「つまり、企業がユーザーにとって価値ある情報をシェアしているのなら、
FBとしてはそれを見せるでしょう。ただ、そうでない場合は、見せません」

しかしそれは結局、企業がプロモーション広告のためにお金を出さないのであれば、
FBはその企業のポストを見せないということなのだろう。

Adobe Systems Inc.によると、FBの有料広告は毎年第3四半期において、
5%ずつ上昇している。

新設定はモバイル版とデスクトップ版、どちらでも11月7日からスタートする。

internet RETAILERより引用
http://www.internetretailer.com/2014/11/07/facebook-gives-users-more-control-over-whats-their-news-feed