アドネットワークとは
多数の広告媒体ウェブサイトを繋げることで
広告を配信する広告配信手法のことである。
Amazonはこの度、独自のアドネットワークをリリースすると発表した。

現在アメリカ最大手の住宅リフォーム小売チェーンである
ザ・ホーム・デポが最初に市場に登場した時、
これ以上の小売チェーンは現れないだろうと考えられていた。

小売業のコストはあまりに高くなり、
そこにオンライン通販が浸食しつつあったからだ。
今やAmazonは次世代の小売業であり、
業界全体を全く新しいレベルに引き上げつつある。

オンライン小売業にとっての短期的な目的とは、
より良い売上であろう。
しかしそれだけではあまりにも短絡的すぎる。
Amazonにとっての真の勝利とは、
彼ら自身が保有するデータから得られる収入である。

B2Bマーケターは、これが何を意味するのか
真剣に考えておく必要がある。
Amazon独自のアドネットワークは、
B2Bマーケティングに大きな影響を与えうるのだ。

リターゲティング広告が叫ばれ始め、
その劇的なコンバージョン増加は
小売業者にとっての「ゲーム」を一転させた。
セオリーは至ってシンプル、興味を持った人々に絞って広告せよ。

これは有効であったが、
リターゲティング手法には大きな問題が存在した。
対象となる人々を再マーケティングし
顧客としてコンバージョンするためには、
まず大前提として彼らを最初に
正しいサイトに誘導しなければならないのだ。

ここで想像していただきたい。
一度サイトに訪れた人々をリターゲットする代わりに
そもそも対象を絞ってプレターゲットすることができるのだ。

これは単なる広告対象者リストではなく、
過去の膨大な個人行動記録に基づき、
製品を評価してくれるであろう人々を
予測するアルゴリズムによって
つくりだされたリストである。

Amazonの保有するあらゆる個人データは、
より優れたプレターゲットリストを創りだすことに役立つであろう。
確かにGoogleの保有するデータは
顧客の購入意志を反映するのに最適であるが、
この点に関してはAmazonの方がより優れているデータもある。

後半に続く。

CliclZより引用
http://www.clickz.com/clickz/column/2363273/how-will-amazon-s-ad-network-work-for-b2b