僕の物販ビジネスは
「大きく仕入れて大きく売る」ことに
力を入れていました。

1回で数百万単位で仕入れて
1回で数百万単位で販売することです。

つまりずっとBtoCだけだったビジネスだったのですが
BtoB取引に力を入れていたということです。

※B=business=企業
C=consumer=消費者

まずBtoBのメリットは
めちゃくちゃ楽だということです。
実務的にも資金繰り的にもです。

実務的が楽なのは大体想像がつくと思いますが
ヤフオクなどで販売する場合は
仕入れて→販売を1品ずつ行う必要があります。

仕入れる作業は同じなのですが
販売する作業は1通の請求書を送って終わりです。

資金繰り面では超良いか。超悪いか。
この2つに分かれます。

お金を前受け出来るか。出来ないかの違いです。
前受け出来た場合は当然ですが非常に楽ですよね。
そのお金で仕入れることが出来ますので。
最高の資金繰りと言えます。

その逆に前受け出来なかった場合は
資金繰りは普通か悪くなってしまいます。
企業によっては買掛にして欲しい所もあると思うので
その場合は最悪の資金繰りと言えます。

もちろん、
資金が余っていてリスク承知の上ならいいのですが
基本的には先に貰いたい所ですね。

少し本題から話はズレますが
BtoBに関しての質問を貰っていたのでシェアしようと思います。

まず1点目

・前受金として貰うことは可能なのか?

僕よりも規模が小さい会社と
僕の100倍近い売上を出している会社と取引経験があります。

いずれにしても前受金が可能なのですが
比較的小さい会社は当然ですが前受金を嫌がります。

僕も納品後の支払いを対応していた時期があり
黒字倒産までは大袈裟ですが
貿易の先輩のアドバイスも貰い
「このまま続けたらダメだな~」と思い前受専門になりました。

まだまだ数は少ないですが経験上、今のところは
(相手にとって)前渡しだからダメ。となったことはありません。

2点目

・並行輸入品でも買ってくれるのか?

僕もBtoBを行う前はこの疑問を持っていました。
家電は大きな企業と組むのは難しいです。
コンプライアンスでPSEやPLを気にする所が多いからです。

しかし、上述の僕よりも小さい会社と取引したのは家電でした。
なので、不可能では無いのですが
ロットはあまり増やすことは難しいと思います。

逆にPSEやPLが必要ない商品は
代理店になっていなくても全く問題ありませんでした。

本題に戻します。
BtoBのメリットは楽です。

その逆にデメリットとはいつまで付き合えるかは
全く見えないということです。

自社よりも良い提示をした会社が出てくると
当然ですがその会社と取引をして自社からは
購入してもらえません。

BtoCの場合は例え商品力が落ちたとしても
いきなり0になることは無いですが
BtoBではあり得るということですね。
ですが対処法も簡単です。

・1社だけに絞らない。(依存しない)
・BtoCも継続する

この2つを行なっていると問題はありません。

後編へ続きます

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