ニューヨーク株式市場での株式公開を待つばかりのAlibabaは、
Taobao.comやTmall.comといったショッピングサイト経営で知られている。
中国のオンライン物販売上の約80%を占め、
1日に1億人が訪れるマンモスサイトだ。

2003年に立ち上げられたTaobao(中国語で”宝探し”の意味)は、
個人が顧客に直接物を売れるという意味で、eBayやEtsyに似ている。
ありとあらゆる商品の何億もの在庫を抱えている。
Taobaoでは平均して1分間に48000点もの商品が売れている。

2008年にデビューしたTmallは、7万もの国内・海外ブランドを提供している。
店子には中国製スマホメーカーのXiaomiや、
Apple、 Ray-BanやNikeなどのブランドが並ぶ。
サイトはまるで何層ものフロアを持つデパートのような作りになっている。

中国は世界2位のオンライン小売市場で、どこよりも早く成長している。
マッキンゼーの調査によると、オンライン小売産業は202年に
約2100億ドル(約21兆円)を稼ぎ出し、
2020年には6500億ドル(約65兆円)に届くという。

我々はAlibaba上のトップ業者を4つピックアップし、
彼らがいかにして小規模ビジネスを中国ウェブサイトで成長させたのか、
話を聞いてみた。

ODMの場合

時計メーカーODMがTmallにショップをオープンしたのは2012年だ。
深センのショップマネジャーMika Zeng氏は、すでに実店舗はあったが、
どこでも商品を売れるというTmallに惹かれたという。

5年未満で、彼の会社のオンライン部門は600%成長した。
今やODMは、Alibabaを通して年間約6万点もの時計を売るのだという。

Zeng氏は言う。
「例え小さな都市や田舎に住んでいようと、
誰でもとても簡単にオンラインで時計を買えるのです」

ODMはメジャーブランドの仲間入りをしようとしている。
マッキンゼーによると、中国の小都市では、平均的なオンラインショッパーは、
27%の可処分所得をオンラインでの買い物に使うという。

中編へ続く

CNN Moneyより引用
http://money.cnn.com/gallery/investing/2014/04/22/alibaba-retail/index.html