前編に引き続いて、
Alibaba経営のサイト上で成功している業者の例を見ていこう。

Puppy Mischiefの場合

飼い犬にかわいいカエルの帽子を被せたい? 
ではTaobaoのPuppy Mischiefを訪れよう。
そこではユニークなペットグッズ、
例えばレースの縁取りのある犬用チュチュから、
犬用シャンプーまで手に入る。

Yao Zhen氏と彼の妻は、様々なオンライン小売の方法を試したあと、
2009年にTaobaoにショップをオープンした。

Yao氏のビジネスは、自分の犬への愛情にインスパイアされたものだ。
Yao氏は捨て犬を拾い飼っていたため、
一時期など10匹の犬が家中を走り回っていたという。
ひとりの飼い主として、彼はペットグッズ需要に直面し、
これはビジネスになる、と考えた。

Taobaoにショップを持つ魅力は、自分のショップにかける時間を
自分で調節できることだ、とYao氏は言う。
「小さなビジネスでも、いくらかは必ず稼げるんです」

ショップ開設当初、Yao氏は他ショップから少量の商品を買って
オンラインで販売していた。
しかしビジネスが急成長したので、今では製造者と直接取引しているという。

Puppy Mischiefは今や年間200万元(約3300万円)を稼ぎ出し、
Yao氏は2都市に12人ほどの従業員を雇えるまでになった。
また、アメリカやカナダのペットショップからもオーダーを受けているという。

Kumeijiaoの場合

Liu Yuguo氏は2007年、毛糸を売るショップをTaobaoにオープンした。
叔父から、Taobaoで利益を上げている人たちの評判を聞いたのがきっかけだ。

Liu氏は言う。
「叔父から『試したらいいのに。どうせ毎日家でネットしてるんだから』
と言われたんです。始めたころは、お金なんか稼げるわけない、と思ってました」

しかしショップを開いてすぐ、思っていたより簡単だったことが分かった。
彼は初日にすべての商品を売り切った。

「投資や資本なんて、そんなにいらないんです。
それにすぐお金を稼げるようになります」

後編へ続く。

CNN Moneyより引用
http://money.cnn.com/gallery/investing/2014/04/22/alibaba-retail/index.html