中編に引き続いて、
Alibaba経営のサイト上で成功している業者の例を見ていこう。

(Kumeijiaoの続き)
Taobaoでは、誰もが無料でショップを開けるし、
Alibabaは売上から手数料をとらない。
その代わり、Alibabaは広告やプロモーション用サービスに課金する。

Liu氏は年々ウールやカシミア衣料などの商品を追加しているが、
現在でも一番よく売れるのは毛糸巻きだという。

地味な農家の生まれから、Liu氏は今や40人の従業員を雇い、
Tmallにもう一店舗をオープンするまでになった。
Taobaoと違い、より大きなブランドに特化したTmallは、
商品掲載料と手数料をとる。

Kumeijiaoをオープンするまで、取引から取引へと駈けずり回った経験から、
Liu氏はオンラインでのビジネスに留まるつもりだ。
「年々売上は増えています。この先もそうでしょう」と彼は言う。

Inmanの場合

2008年に創設されてからというもの、女性衣料品を扱うInmanは
すぐに中国のオンラインアパレル小売の第一人者になった。

以前は他のブランドのために衣料品を作っていた
Guangzhou Huimeiという衣料品会社が、Inmanのオーナーだ。
国際経済危機の際、元々のビジネスが上手くいっていなかったので、
同社はインターネット事業を確立するため、Inmanを設立した。

Inmanのディレクター、Xiao Feng氏は言う。
「オンラインに進出するというのは、大きなチャンスに思えました。
オンラインビジネスの経営コストは、実店舗より安いからです」

コットンとリネン衣料を扱うInmanはオンラインで成功した。
その成功を鑑みて、親会社は最近もうひとつの衣料品ブランドを立ち上げた。

Xiao氏は、オンラインショップには他にも利点があると言う。
Alibabaは消費者が出品者と話せるチャットオプションを提供しており、
消費者は質問したり、ときには値段交渉したりもできる。

さらにAmazonのように、消費者は出品者を評価したり、
購入した商品についてのコメント投稿ができる。

CNN Moneyより引用
http://money.cnn.com/gallery/investing/2014/04/22/alibaba-retail/index.html