AmazonカナダとAmazonジャパンのマーケットプレイスにおいて、
中国企業が物品販売できるようになった。
6月27日、Amazonチャイナの第三者プラットフォーム副代表、
Ye Weilun氏が中国でのeコマースサミットで明らかにした。

中国企業はすでにアメリカ、UK、ドイツ、フランス、
イタリア、スペインの6カ国のAmazonサイト上で販売を行っている。

Amazonチャイナはマーケットプレイスにおいて、
2012年から中国国外での販売を促進してきた。
その結果、国外売上が急速に成長しているとYe氏は言う。

「Amazon上で海外の消費者向けに販売を行っている中国小売業者の数は、
2013年に196%増加し、1000社を超えています。
海外市場での売上は、2013年には64%増加しました」

UKにおいては昨年、中国業者の売上は560%も成長したという。
Ye氏は具体的な金額は明かさなかった。

Amazonは日本において、日本語・中国語対応可のカスタマーサービス代理人と
マーケティングサービスを中国業者に提供するという。
ウェブ調査会社のcomScore Incによると、Amazonジャパンのウェブサイトは
毎月480万人のビジターを獲得している。

上で述べたほかにも、Amazonはブラジル、メキシコ、オーストラリアで
eコマースサイトを展開している。

Amazonは2004年、中国のオンライン書籍販売会社Joyo.comを買収し、
Amazonチャイナに改装することで中国に進出した。
当方調べによると、Amazon.cnは2013年には30億円を稼ぎ出した。

Amazonは中国全土に13ヵ所の供給センターを持っており、
Amazon.cn上では5万以上の中国業者が、
2千万個の商品を32カテゴリーに渡って販売している。

またAmazonチャイナは中国に独自の配送サービスを確立しており、
中国133都市で当日配達や翌日配達を提供している。

eBayもまた、中国企業の海外販売をサポートしているアメリカ資本の大企業だ。
eBayは6月下旬に発表したレポートで、
世界25カ国のeBayマーケットプレイスにおいて、
中国業者がより活躍を見せるようになってきていると報告している。

Internet Retailerより引用
http://www.internetretailer.com/2014/06/27/amazon-opens-new-markets-chinese-sellers