B2B企業はAmazonSupply.com、
小売業者はAmazon.comと考えがちだが、
ChannelAdvisor社のMike Shapaker氏によると、
B2B取引を行う多くのセラーがAmazon.comと
AmazonSupply.comの両サイトで販売を行っているという。

AmazonSupply.comは複数の
発注方法を提案することで間口を広げている。
ただ、AmazonSupplyのバイヤーやセラーに対する
Amazon.com上でのB2B活動の制約は設けているようだ。

ChannelAdvisor社のCEO・Scot Wingo氏によると、
Amazon.comのB2B分野で購入・販売をすることにより
AmazonSupplyへの活動を広げさせることもできるという。

例えばAmazonがAmazon.com上のある商品区分、
例えば保守用品(maintenance supplies)商品を
大企業が大量に購入しているということに気づけば、
多くの場合、幅広い購入制御機能を特徴とする
AmazonSupply.comを利用したいかどうかを
販売業者に確認してくる、という。

さらに同氏は、Amazonやマーケットプレイスの
サードパーティーとしてのB2Bセラーは、
Amazon.com である商品もしくは
分野の売れ行きが良いことがわかる場合があり、
それからAmazonSupplyにも登録するかどうかを決める、と述べた。

AmazonSupplyのポリシーは、
企業のバイヤーが注文や支出制限を調整する
プロキュアメントプログラム用に作られている。

Wingo氏は「AmazonSupplyには大企業の調達システムに
どのようにAmazonSupplyを加えさせるかに
重点を置いているチームがある。」と述べた。

もちろん、AmazonSupplyを通じて販売するバイヤーや製造業者、
卸売業者にはさらに多くのチャンスがある。
しかし、他のマーケットプレイスや
通販サイトに危険をおよぼす可能性も高くなる。

Wingo氏は「ここで重要なのは価格だ」と述べ、
バイヤーがプロキュアメントソフトによる一般的にみられる価格より
低い値をAmazonSupply上で目にすることをAmazonは目指している。

そしてバイヤーがAmazonプライムの
free-shipping programのメンバーなら、
Amazon以外のサイトで活動するセラーに
さらなるプレッシャーを与えるだろう、と付け加えた。

internetRETAILERより引用
https://www.internetretailer.com/2015/04/06/some-b2b-sellers-question-amazon-or-amazonsupply