前半ではAmazon.comと配送会社の関係についてお伝えした。
後半では今後のAmaon.comの配送サービスの展開について見ていこう。

顧客へより良いサービスを

Amazonにとって、自社配達を行う最大の利点の1つは、
UPSやFedEXへ期日厳守に対する強いプレッシャーを与えることができるということだ。

また、もう1点は翌日や当日の無料配達を提供しやすくなるということだ。
しかし、もしAmazonが翌日配送や当日配達を実用化するなら、
物流業社も恐らくそれに従うし、
小売業者はUPSやFedEXをさらに頼りにすることとなる。

ばかばかしい考え
たとえAmazon.comが自社配達を行ったとしても、
他の小売業者のUPSやFedEXへの依存はさらに強まることとなるだろう。
そういった観点から、Amazonが抱えている配送に関する不満は
長期的に見ればUPSやFedEXの利益となるのだ。

しかし、一つ、重大な警告がある。
現在Amazonは他の小売業者の商品も自社のサイトで販売している。
また、自身の倉庫から小売業者の注文に応じることもある。

そういったことからこの配送ビジネス競争に打ち勝つために、
他の小売業者の配達もAmazonが行えば、
最終的にはUPSやFedEXと張り合うことができるのかもしれない。

もしAmazonのこういった努力が実れば、
UPSやFedEXにとってそれは言うまでもなく大きな問題となる。
また一方で、ほとんどの大手小売業者も恐らく外注している自分たちの配達に
関心を払うようになるのかもしれない。

Amazonはそれらの問題を克服するために考えられるあらゆる手を尽くし、
驚くような低料金を提示する必要があるのかもしれない。

ただもし、自社配達が実現しても、UPSやFedEXがAmazonに屈服する時はまだまだ遠い。
その間にUPSやFedEXはコスト削減に焦点をあて、
顧客の満足度を維持する。
そうする限り、両社はeコマースの成長の波に乗り続けるだろう。

The Motley Foolより引用
http://www.fool.com/investing/general/2014/05/03/amazons-going-the-extra-mile-to-deliver-your-packa.aspx