Flipkartが10億ドル(約1000億円)の増資を発表した翌日の7月30日、
AmazonはオンラインマーケットプレイスのAmazonインドに
さらに20億ドルを投資すると発表した。

2013年6月にAmazonがインド市場に参入して以来、
生え抜きの市場けん引役であるFlipkartは、
3回の大規模な増資によって規模を拡大してきた。

しかし8月1日のAmazonによる発表はその経済力と、
インドでの拡大に対する強固な意思を見せ付けるものだ。

AmazonのCEO・Jeff Bezosは、20億ドル投資の発表の際にこう語った。
「インドでビジネスを開始してから1年経った今、
顧客とインドの中小企業からの反応は予想をはるかに上回っている」

「インド経済の巨大な可能性と、
インドでのeコマースの成長を目の当たりにしている。
この20億ドルの投資によって、我々は大きな視点を持ち、
革新的に考え、顧客のための更なる挑戦を続けることができる。

現在のペースで成長を続ければ、インドは弊社史上最も早く
純利益10億ドルを達成する国になるだろう。
インドのお客様に大きな感謝を送りたい。こんなことは初めてだ」

Amazonの今回の投資は、このタイミングである必要はなかった。
これは明らかに、Flipkartの巨額増資に対抗するものだろう。

インドでは外資の直接投資に制限があるにも関わらず、
Amazonはインド市場に参入した。
自社が主体となって商品を売ることができないため、
Amazonは第三者セラーのマーケットプレイスに徹している。

この商業モデルはすぐに地元のeコマース企業に受け入れられ、
今や業者が競ってAmazonに登録しようとしている。

売り手の視点からすれば、2大eコマース企業の競合は多くの利点がある。
サービス向上の競争と、多くの注文を意味するからだ。

7月31日、Flipkartの共同創立者・Sachin Bansal氏は、
自社のマーケットプレイスモデルが、
インドで何千ものeコマース起業家を作り出した、と述べた。

TECHASIAより引用
http://www.techinasia.com/amazon-beats-flipkart-with-2-billion-india-investment/