Amazonインドが、インド国内5箇所に、フルフィルメントセンター
(配送センター)を新設することを発表した。

新設されるのは、デリー、チェンナイ、ジャイプル、アーメダバード、
タウル(グルガオン郊外)で、既存のムンバイとバンガロール郊外の
センターを合わせると、商品の保管量は約2倍、倉庫施設の面積は
50万平方フィート(約4万6,000平方メートル)の規模となる。

今回のセンター新設は、顧客のオンラインショップ体験を増進し、
インド国内の中小企業に、拡張性のある、強固なプラットフォームを
提供するという、Amazonの継続的かつ献身的な事業の
一貫である。

Amazonが世界に誇る最先端の倉庫保管システムを利用して、
セラーはその規模に関わらず、全国の顧客へ多岐にわたる商品を
即時出荷することが可能になるのだ。

「約1年前の設立以来、Amazonインドの急成長に、
嬉しい悲鳴を上げています。今回のフルフィルメントセンター新設は、
セラーの大小に関わらず、全国的規模の販売を可能に、
またバイヤーには多様な商品を正確・迅速に配送するという、
継続的な投資の一貫です。」

と語るのは、Amazonインドのバイスプレジデント、
Amit Agarwal氏だ。

また同社セラーサービスのダイレクター、Amit Deshpande氏は、
pay-as-you-go(都度払い)サービスに象徴される
同社のFBA(Amazonによるフルフィルメントサービス)は、
セラーに大変好評だと言う。

FBA を利用したことのあるAmazon.inのセラーを対象とした
2014年第1四半期の調査では、回答者の85%が、
FBA利用後に販売が増加したと答えており、その内40%が、
最低でも販売が30%増加したと答えた。

Deshpande氏は、

「フルフィルメントセンターの新設で、もっと多くの国内中小企業が
FBAを利用すれば、当社が重労働を担う分、彼らは販売向上に
集中でき、その結果、販売増加につながります。」
と言う。

セラーにとっての利点は、資本経費前払いに代わり、
低い変動コストと、支払いはAmazon.in利用時の
サービス料のみといった、経費が節約できる点にある。

また、取引要件に応じて、Amazon.inに扱ってもらいたい商品数や
規模を、セラーがいつでも変更できるなど、融通も利く。

更にセラーは、Amazonが築いた世界有数の最新
フルフィルメント・ネットワークの恩恵を受ける事が出来るのだ。

同社を通して注文された商品は、代金引換払いや販促による
無料配送、翌日配送や当日配送(制限あり)サービスの
対象となる。

尚、チェンナイのセンターは既に開設しており、残り4センターも8月に開設予定とのことだ。

DATAQUESTより引用
http://www.dqindia.com/dataquest/news/218351/amazon-announces-fulfillment-centers-india-meet-rapid-growth