「同じものを買うならAmazonが一番安い」と信じて、
他のサイトと比較検討をしない罪なオンラインショッパーが多い。

各種お得情報を提供しているSavings.comの最新の調査では、
Amazon以外で一番安い商品が見つかる確率は50%以上、
平均で47.50ドル(約4800円)の節約になることがわかった。

調査ではAmazonで売れ筋の10ドル以上の商品1500点の価格を
他のサイトと比較した。

「一般消費者はAmazonが一番安いと思い込んでいるようだが
いつもそうとは限らない」と
Savings.comのマーケティング部長Seth Barnes 氏は言う。

通常の店舗が利益を犠牲にしてもオンライン店と競合できるよう
値下げを行っていることもこの調査で明らかになった。

Best Buyは安値を積極的に提供する必要性を
とりわけ強調している。
「当社の戦略はすべての分野の商品で
価格競争を可能にすること」とCEOのHubert Joly氏は
最近の業績発表の場で語った。

「年内の今後数四半期、
価格を(競合他社のレベルに)引き下げるための投資を続ける」。

Savings.comによると、家族経営的な小規模小売り業者も、
オンラインのみの経営で一般管理費を低く保ち
Amazonにプレッシャーをかけている。

消費者が値段にこだわらず「この商品を買う」と決めている時、
この種の専門店は脅威になる。

Savings.conの調査では写真・電子機器関係の価格差が
特に大きいこともわかった。

これらの商品は他の商品以上に節約の意味合いが大きいからだという。
100ドル以上の商品の7割でSavings.comはAmazonに安さで勝っていると、
コミュニケーション担当役員Meghan Heffernan氏は言う。

これについてAmazonはコメントしていない。

Savings.com はこの調査結果に焦点を当て、
7月15日、Amazonと他の5,000のオンラインサイトの
価格を比較する新ツール「プライス・ジャンプ」を始動した。

「特定の商品を一番安く買えるのが本当にAmazonかどうかを
ショッパーが確認できるようにした」と同社。

Savings.comの調査結果はともかくとして、
Amazonが競合他社のシェアを奪い続けることは確実だ。

STORES 誌 とKantar Retailによると
Amazonは7月上旬、オンライン業者として初の
全米小売りトップ10入りを果たした。
もとになった2013年の国内販売額は$44億ドル(約4兆円)に上る。

ネット市場分析のcomScore によると
この5月にAmazonでは2億4800万件の商品検索があった。
Google Shopping の8300万をはるかにしのぐ数字だ。

ただしオタワの価格調査会社360piの副社長
Jennifer Markey氏によるとこの一年、
電子機器、スポーツ用品、おもちゃの分野で
Amazonの価格競争力は競合他社
(特にBest Buy、Target、Walmart、Sears)
に対して弱まっている。

Markey氏はまた、価格の透明性が高まった結果、
同一商品の価格帯が狭まっていると指摘した。

購入の決めては価格だけでない。
Savings.comの商品部長Eric VanBeek氏は
便利さゆえに価格がいくらか高くても
消費者はAmazonで買い物を続けるだろうと言う。

送料も購入の決め手になる重要な要素だ。
Amazon はAmazon Prime の会員に
何百万種の商品を無料で2日間で届けている。

today.comより引用
http://www.today.com/money/amazon-doesnt-always-offer-best-online-shopping-deals-study-1D79928106