インターネット小売業者トップ500（2013）によると、
Amazon.comは北アメリカ最大の小売業者だ。

ChannelAdvisor（eコマースサービスプロバイダー）の
CEO、スコット・ウィンゴ氏は、Amazon.comは
今年小売業者全体の中でも、
4番手からWalMartに次ぐ2番手に急進するだろうと見る。

ChannelAdvisorにはまた、小売業者がAmazonやeBayのような
オンラインマーケットプレイスを使用する際、
利便をはかるサービスもある。

Amazonの昨年の歳入は74.45億ドル（約7540億円）で、
2012年の61.09億ドル（約6190億円）に比べ
21.9%増加している。

これは他に例を見ない配送ネットワークのおかげだ。

Amazonは世界中に100以上の配送センターを持っており、
世界の大都市を中心にその数は更に増える予定だ。

ハウジング関連用品については、
消費者が実店舗で買うことができるものが多いため、
小売業者は送料を下げる傾向にある。

しかし、Amazonの成長は配送業者に綱渡りを強いている。

例えばUPS（アメリカの宅配業者）は、
長期休暇のシーズンに、
多くの顧客に期日までに物品を届けることができなかった。

この件もあり、Amazonは近く配送の業務委託を止め、
自社専用の輸送体制を確立する、とウィンゴ氏は見ている。

マーケットプレイスはAmazonの成長にとって
重要な役割を果たしている。

Amazonに代表されるようなマーケットプレイスは、
幅広い選択肢があり、競争原理が働くおかげで
低価格を実現できるため、消費者のニーズにぴったり合う。

そのため、長期に渡っての成長が見込まれる。

「消費者行動は変化してきている」とウィンゴ氏は言う。
「消費者はオンラインショップに対して、
無限の選択肢と最低価格、高いセキュリティレベル、すべてを求めている」

これが、Neweggのような小売業者が最近、
こぞってオンラインマーケットプレイスを立ち上げている理由だ。

Neweggの北アメリカマーケティングチーフのミルズ氏は言う。
2年前にNeweggがマーケットプレイスを立ち上げたあと、
顧客層は多様化が進んだ。立ち上げ前は、90％の顧客が男性だった。

マーケットプレイスができてからは、その比率は70％に下がったという。

「マーケットプレイスは、まったく違う客層を運んできてくれました」と
ミルズ氏は語っている。

internet RETAILERより引用　http://www.internetretailer.com/2014/03/11/will-amazon-develop-its-own-delivery-fleet