Amazon.comが低価格商品への委託料を値上げする見通しだ。
値上げは多くのカテゴリーに渡る。

カテゴリーによっては、5ドルの商品に対する委託料が、
33%から150%の範囲で値上がりする。

例えばPCカテゴリーの5ドル以下の商品は、
委託料が30セントから1ドルになる。

新委託料は2014年5月16日から実施される。

Amazon.comには均一価格ポリシーがあるため、
委託料の増加に伴い商品の値上げを考えている業者は、
他のショップ(自社ウェブサイトを含む)での価格改定も迫られる。

5月以降の話に戻ると、おもちゃ&ゲーム、衣服&アクセサリーなど、
15%の委託料が貸されているカテゴリーに関しては、
6.67ドル以下の商品が影響を受ける。

例えば、現在5ドルで販売されている商品の委託料は
75セントだが、5月16日以降の委託料は1ドルとなり、
33.3%の上昇となる。

「これは明らかな委託料の値上げです」とある業者は言う。

「Amazonは我々のニッチ商品に対して、
今でもeBayより25%も委託料が高いんです。

今回の値上げで、その差は更に広がるでしょう。
我々が商品価格自体を値上げしなければ、
販売価格に占める全体の委託料が16.6%から25%に上昇するでしょう」

委託料値上げによる悪影響を心配する業者もいるが、
一方では一律の値上げがもたらす好影響を指摘する声もある。

「これは我々にとってはおいしい話かもしれません、
消費者がどう反応するかによりますが。
というのも、皆が一斉に値上げをすれば、
等価販売や赤字販売が減る可能性がありますからね」

どうしてそんなに低価格商品を売りたいのか、
という冷めた意見もある。

また、低価格商品を売ることで、Amazon自体に
「低価格商品専門のショップ」のイメージが定着し、
高額商品を売りにくくなる、
というブランディング面のダメージへの指摘もある。

しかしながら、大量の低価格商品を扱うある業者は、
ひとつひとつの取引ベースで利益を出そうとは考えていない、
と戦略を語る。

「我々の場合、長期スパンで見て利益をもたらすのは、
大量販売を元にした消費者動向のデータだ」

eBayでも販売を行っているある業者は、
eBayでの送料無料サービスを止めることを考えているという。

「低価格商品の送料無料サービスにはもう意味がありません
消費者は送料を払いますよ。

ただ、49セントのポストカード5枚に5ドルの送料を払わないだけです」

ecommercebytes.comより引用
http://www.ecommercebytes.com/cab/abn/y14/m03/i31/s01