このごろAmazonが「メーカー専用ストア」や
「有名人コラボストア」「専用ページ系ストア」など
「専用ストア」の展開に力を入れている。

○メーカー専用ストア
Amazon.co.jpはメーカー専用ストアとして
10月にオープンした「花王ストア」に続き
「P&Gストア」をオープンした。

P&Gの主要20ブランドの商品約1200点を
9つのカテゴリーから探せるワンストップショップで
お勧めのトライアルキットや数量限定品などを紹介。
販売予定商品もいち早く知ることができる。

また同社ブランドのパンパース提供による
人生で一番大変だった1年を乗り越えたママに贈るムービー
「ママも一歳、おめでとう。」というコンテンツも用意されている。

日常の消耗品を実店舗で購入する習慣のあるユーザーの
取り込みを狙っているものと思われる。

○有名人コラボストア
松居一代さんとコラボした「松居一代ストア」など
有名人とコラボした専用ストアにも注目だ。

今月には料理家の栗原はるみさんとコラボした
「ゆとりの空間 栗原はるみストア」をオープン。
「ゆとりの空間」オリジナル商品のほかにも
栗原さん関連の商品を包括的に紹介している。

またNHK「きょうの料理」の人気シリーズ
「栗原はるみのふたりの週末ごはん」をDVD化し
保存版をAmazon限定で販売開始。

掃除や料理などとなじみのある有名人を使うことで
主婦層へアプローチする狙いが想像できる。

○専用ページ系ストア
先日にはゲーマー向けPCや周辺機器、
関連パーツやゲームなどを取り扱う専用ページ
「ゲーミングデバイスストア」がリニューアルオープン。

オープン記念として現在、
期間限定でタイムセールを実施中だ。

また特設ページ「冬のコミックイベントストア」もオープン。
今月末に東京ビックサイトで開催されるコミケ参加者に向け
アニメ原作コミックからコスプレグッズ、防寒対策用品など
コミケに関するほとんどの商品を一挙に紹介している。

限定的ではあるものの、拡大傾向にある市場にも
ターゲットを絞って進出する狙いがみてとれる。

これまで出品型だったAmazonがこの流れで
幅広い商品分野を狙って「専用ストア」を増やし続ければ
ストア型の楽天化現象に転じることも十分考えられる。

「ECのミカタWEB」より引用
http://ecnomikata.com/ecnews/detail.php?id=4204