タイムマシンに乗って昔に戻りたいと、
幾度となく過去の決断を悔いて
自分を責めたことがあるだろう。

「もし、あの時にこうしておけば…」と
洩らしたくなるのはわかる。
がしかし、人生とは学ぶためにあるのであり、
全ては起こるべきして起こったことだと
あえて強調しておきたい。

誰の人生にとっても、マスター・プランがあり
来るべきものを受け入れていれば
充足感や心の平安、そして成功へと自らを導くことができる。

人生には正しいことも間違っていることも、善悪もない。
どの瞬間も人生に対する知恵を授け、
来るべき将来に潔く向き合わせてくれる。

後悔いっぱい、自己嫌悪で過去を振り返ることは簡単だが
真に勇気のいる行為とは、どのような状況でも
希望を見出すことである。

この経験から何を学んだか?何を得たか?
次に似たようなことが起きたらどうやって対処するか?
同じ過ちを避けるために見逃してはいけないサインとは?

全ての問題を解決させるような万能策があるわけではないが、
時間がたつと知恵や知見があらわれてくることもある。
まわりのノイズを消して、過去を回顧し
今なにが重要なのかを熟慮すれば、
運命を計画化し、人生の答えを明白に示すことができる。

面白いことに、筆者が実際にこの方法を実践すると、
状況が良き方向に流れ、人との出会いに恵まれ
つまずくことなく人生の次のステップに導かれたのである。

ある人が教えてくれた。
途方に暮れ、あきらめかけたときが
奇跡が訪れ状況が打開する瞬間だという。

多くの人がある状況から脱却したいと思うが、
それが難しくて、できないままでいる。

数年前、筆者がそうだった。途方に暮れ、
人生の次のステージに進むための啓示を必死に探していた。
何年もそのことをブログに書き綴っていたのだが、
少しずつ、前に進んでいくのがわかった。そしてある日
突然にブレイクスルーを迎えたのである。

答えはすぐにはやってこない。
大事なのは粘り強さと、次のステップのための準備を
一定の場でし続けなければいけない。
そしてその困難な時期こそ、あなたにとっての準備期間となる。

実際、人生のすべての局面がパーフェクトになることはない。
しかし健全な生き方を求め、人生を全うするためには
良いことも悪いこともその価値を受け入れなければならない。

「全てのことには理由がある。」
この決まり文句を過小評価してはいけないのかもしれない。

ローマ皇帝アウレリウスが残した格言がある。
「幸福な人々というのは、最高のものを有しているわけでなく、
自らが有しているものから最高のものを見出しているのだ。」

この言葉を心に留め置いておけば、
幸福と成功の鍵は自らの手にあることがわかるだろう。
私たちが求める結果をもたらすために、
全てはものの見方であり、
心の持ちようなのである。 

Elite Daily より引用