先日、輸入ビジネスで今月から法人化して
従業員を早速雇った方の相談を受けていました。

そこで話題になった点は
「従業員に怒るのか?金銭面はシビアに行くべきか?」
という話になりました。

これは僕の持論ですが従業員に対しては
全く怒りません。

あくまでも理詰めで落とし込みます。

例えば、どうしてもケアレスミスを
起こしてしまう従業員がいます。

もう少し具体的に言うと

・銀行振込なのに代引で送ってしまい
激怒されたり
・代引なのに振込だと勘違いして
無料でお客さんに商品を渡したり

というミスを犯します。

このミスに対して
「ウチの利益が減るじゃねーか!!バカヤロー」と怒るのか、
「なぜ?ケアレスミスが起こったのか?
改善できる施策はあるのか?」
を一緒に考えるのかでは
確実に後者のほうが効果的なのです。

「怒る」というのは確かに
プレッシャーを掛ける意味では効果的です。

しかし自由な発想を制限する効果もあるため、
僕は最終手段の切り札として残しています。

次に「金銭面はシビアなのか?」というと
これもシビアにしない方が良いというのが僕の考えです。

「シビア」という言葉は曖昧なので
定義としては他の会社よりも甘いか?厳しいか?とします。
この定義の場合は弊社は非常に甘いです。

例えば
・10分遅刻したから30分間の減給
・昼休憩を1時間10分取ったから
1時間30分減給
・時給、給料は成果が出ているにも
関わらず上げてあげない。

上記の例は普通の会社では
当たり前の様に行なっている事ですが

僕は減給もしませんし、
社会と比較しつつ、常に高い時給をあげます。

これはどういう思考で行っているかというと
「与える」ということです。
・利益を上げられる人
・その利益を上げられる人の雑務を

確実にそして大量にこなせれる人
この2者は会社の利益に直結します。

なので大事な人・スタッフには、
まず与えてあげることが大事なのです。

良い例が、僕の知り合いの社長さんは
他の会社が社員募集で月給20万円なので
月給25万円で募集したら
大量募集が来て良い人材が見つかった。
という例もあります。

言い方が悪いですがSOHOの様に使い捨てではなく、
継続的に弊社にとって大事な人達です。

「与える」というのは従業員だけではなくて
大事な仲間・大事な外注さんにもするべき事です。

相手よりも得してやろうという気持ちは
相手にも伝わりますので機会損失する確率が非常に大きいです。

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