こんにちは!
片桐です。
広州に行って工場の方と話をして感じた事が有ります。
それは日本は他の国からお客さんとしては
結構嫌われているという事です。
なぜかというと、日本人は世界一品質にうるさいからです。
例えば商品の箱つぶれ。
外箱は中の商品を守るための物だから、潰れて当たり前。
中身が無事なら問題なしというのが多くの国の考え方ですが、
日本人は箱が潰れているだけでクレームを言います。
外箱を守るために、さらに箱に入れたりしますよね。
この感覚は他の国から見ると異常だそうです。
商品についても安いものは品質が悪くて当然ですが、
日本人は値段が安くても品質にはうるさい。
だからこそ日本製品は世界でもトップクラスの品質を維持できているので、
デメリットばかりではないのですが、
中国や他の国の工場、メーカーは
日本人はうるさいので取引しないという所もあります。
この辺りの感覚は良い悪いではなく、お国柄だと思います。
変えていくことが出来ないものなので、
輸入販売をしている以上は日本のお客さんが納得できる
品質の物を提供する努力をしていくしかありませんね。
逆に海外の感覚を理解することも必要で、
中国では安いものは品質が悪くて当然という感覚なので、
そこを理解して対応していく必要があります。
具体的には検品をしっかり行う事だったり、
不良品があった際に返金してもらう約束をしたりです。
あまりにも神経質な返品はちょっと凹みますけどね~。
P.S
ビジネスには様々な形があります。
瞬間的に稼げるものだったり、
継続的に稼げるものだったり、
一人でやるビジネス、
大勢でやるビジネス、
ネットビジネス、
リアルビジネス
などなど。
探せばいくらでも出てきそうです。
どんなビジネスが良いビジネスか?
これは人によっても違うので一概には言えないと思うのですが、
僕の考える理想的なビジネスとは
関わる人全員がハッピーになれるビジネスです。
近江商人の思想・行動哲学で三方良しというものがあります。
【三方良し】
「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」。
売り手と買い手がともに満足し、
また社会貢献もできるのがよい商売であるということ。
近江商人の心得をいったもの。
これが一番理想的で長続きのするビジネスの形かなと思います。
しかし、現実にビジネスをやっていると利害関係の対立などは日常茶飯事です。
例えば価格を考えてみても、お客さんは安い方が嬉しいけど、
こちらは高く売りたい。
コチラは安く仕入れたいけど、
仕入もとは高く売りたいわけです。
もちろん価格以外の価値というものもたくさんありますが、
この辺はバランス感覚かなぁという気がします。
関わる人全員がハッピーというのは
甘ちょろい理想的な部分があるのかもしれませんが、
やはり損をさせたくないというのは強く思いますね。
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