Facebook Inc.は7日、同社のモバイル広告ネットワーク
Audience networkが、これまでの限られた米広告主だけではなく、
世界150万の全マーケターにも利用可能になったと発表した。

Audience networkを利用すれば、
FacebookユーザーがFacebook以外のモバイルアプリを使用中でも、
クリック1つで広告を見ることができるようになる。

その仕組みはこうだ。
マーケターがFacebook上の広告を作成する際、
その広告がAudience Networkを通して宣伝可能なフォーマットで
あるかどうか、ad-creationツール上で注記が表示される。

マーケターは、バナー、インタースティシャル
(アプリ起動時などに表示される広告)、
ネイティブ(アプリ内に埋め込まれる広告)の
3種類の広告を載せることができる。

Audience networkは、Facebook上の広告と同じ画像
及びターゲティングとメジャーメントを使用するため、
広告主がキャンペーンを調整する必要は無い。

Facebook Inc.ソフトウエア・エンジニアのTanya Chen氏はブログに、
「Audience Networkは、Facebookのターゲティングを
サードパーティーのアプリに拡張することで、
ユーザーにマッチした広告を表示することができる。
ユーザーに興味のある広告を表示するということは、
それだけその広告に関心を持つ確率が高くなるということ。」
と書き込む。

今年4月のサービス開始以来、米大手薬局チェーンのWalgreenなど、
既に効果が顕著に表れている企業もある。

同社によると、Audience Networkを利用して表示された
モバイル広告のクリックスルー率は、
他のモバイル広告に比べて4、5倍高いと言う。

「同サービスの拡張で、豊富なソーシャルメディアユーザーの
データを利用し、広告がFacebook以外のモバイルアプリや
サービスを利用中の消費者の目にも留まるという、
広告主がずっと待ち望んでいたことが実現された。」

と言うのは、米国拠点の調査会社eMarketerの主席アナリスト、
Debra Aho Williamson氏だ。

消費者がモバイルアプリに費やす時間は増える一方だ。
デジタル市場分析会社comScoreの最近の報告によると、
モバイルアプリは、消費者がスマホに費やす時間の88%を、
タブレットでは82%を占める。

同時に、ユーザーに関する大量のデータバンクを利用して
モバイルアプリに広告を掲載することでFacebook Inc.は、
ユーザーのニュースフィードを今以上に広告で埋め尽くすこと無く、
広告増分の収入で利益を得ることができるのだ。

同社は、デジタル広告のモバイルへの移行を上手く利用しようとしている。

eMarketerによると、モバイル広告支出は今年
83%成長するとされており、デジタル広告支出全体に占める割合は、
昨年の22.5%から上昇し、35%近くになると見ている。
2016年までには、デスクトップでの広告支出を上回るという予想だ。

モバイル広告に関して言えば、Facebook Inc.は
すでに有利な立場にある。

eMarketerによれば、昨年、世界におけるモバイル広告収入のシェアで
Facebook Inc.は16.5%を占めており、今年は20.4%に
急増すると予想している。

しかし、Google Inc.やTwitter Inc.など、
数々の大手オンラインプレーヤーが持つ同様のモバイル広告ネットワークや、
他の新興企業などもそれぞれ独自の位置づけを提供するなど、
Facebook Inc.は厳しい競争に直面している。

Internet RETAILERより引用
http://www.internetretailer.com/2014/10/07/facebook-opens-its-mobile-ad-audience-network-all-marketers