タイeコマース協会のPawoot Pongvitayapanu会長は、
12月30日まで開催される事業開発局のイベント
「オンラインメガセール」のオープニングに際し、

「タイのeコマースは今後数年間成長し続ける。
今年は少なくとも20%の伸びを、
そして2015年は新規起業家の参入や政府の
積極的な投資政策により35%から40%の成長を予想している。」
と述べた。

国家統計局のデータによると、
タイのeコマースは対企業79.8%、対顧客19.3%、
対政府1%で構成され、市場価値は7440億バーツ(約2.7兆円)。

また、企業規模の割合は、小規模(5人以下)が66.8%、
中規模(6人から50人)26.6%、大規模(50人以上)が6.6%だという。

モバイルでの購入は今年の販売数の半数を占め、
昨年の16%より上昇すると予想されている。

タイでのeコマース事業は
一部の海外ショッピングサイトにより2013年から展開されている。

その一例がアリババだ。
世界最大級のeコマース企業であるアリババは最近、
資産額でタイ第4位のカシコン銀行と手を組み、
中国市場へ参入しようとするタイの中小企業を支援するという。

また、タイのeコマース市場での競争は激化するとの話もある。
アリババ傘下のオンラインショッピングポータルで
eBayとも似ているタオバオが、
シンガポールやマレーシアに暮らす中華民族向けに
安価な中国製品を販売し、勢力的に東南アジアでの事業拡大を図っているからだ。

事業開発局のWhichai Phochanakij審議官は、
特に人気がある商品はファッション用品や化粧品で、
年間400,000人がオンラインを利用したと述べ
「タイでのeコマース人気は高まっている。
Big CやTesco、Centralといった小売業者らも
eコマースで販売を行っている。」と続けた。

タイeコマース協会は、
国内外の新規起業家数の増加とデジタル経済の急速な発展を目指す
eコマース発展計画を政府へ提案している。

同協会のPawoot会長は
「協会はオンラインショッピングにおける
消費者の信頼感を築き上げることに尽力している。」
と語った。

Bangkok Postより引用
http://www.bangkokpost.com/business/marketing/450098/e-commerce-worth-b744b-and-growing