こんにちは。柿沼です。
質問が増えているAmazon輸出にあたってのアメリカ法人設立と
口座開設について当時のやり取りを交えてお伝えします。

僕がたどり着いたのは、以下の3つの方法です。

1.アメリカに行って口座開設

アメリカに行って口座開設をするには
SSN(ソーシャルセキュリティナンバー)が必要だったり
窓口で質問に回答できる英語力が必要のようでした。

僕は両方とも持ち合わせていないので、難しいかなと思っていたところ
ハワイでは日本人が簡単に口座開設ができるらしいという情報を入手。

2.業者を使って口座開設

高いし不安なのでやめました。

3.ユニオンバンクカリフォルニアで口座開設

日本にいながら作れるアメリカの銀行口座を発見!
お金も時間も手間もそれほどかかりません!
「よし、(ハワイは惜しいけど)これにしよう!!」

僕は三菱東京UFJ銀行の窓口で手続きしました。

窓口で案内されるままに書類を作成して
口座開設手数料(たしか20ドル)を支払い
10万円を口座に入金しました。

3週間ほどして無事に口座開設の通知が来て売上の受け取り準備完了です。
「これでバリバリ販売が出来る!」と気合が入ったのを覚えています。

その数週間後・・・
とある輸出入交流会で
ebayで輸出をされている方、何人かに出会いました。
普段は輸入をされている方とばかり話をしていたのですが
自分が輸出を始めたこともあり、いろいろと相談に乗ってもらったんです。

僕がAmazonで輸出をしていることを話すと
大盛り上がりしてくれると思いきや・・

「自分たちもAmazon輸出に可能性を感じているけれど
ユニオンバンクの口座で取引をすると口座凍結のリスクがあるので不安だ」

「お小遣い程度を稼ぐならいいかもしれないけど、
法律的にグレーだからやめたほうがいい」
という、意外な返答が。

僕はどういう事だかわからずに
さらに突っ込んで質問をしているうちに
2つの問題点があるという事を聞かせてくれました。

1.ユニオンバクオブカリフォルニアの口座は
パーソナルアカウント(個人用口座)である。

アメリカの銀行口座は
個人の預金や生活費の出し入れなどで利用する「パーソナルアカウント」と
事業のために利用する「ビジネスアカウント」が明確に区別されていて
パーソナルアカウントで事業性のある資金の出し入れがあると
口座凍結の恐れがあるということでした。

話を聞く限り、Amazon.comから月に3千ドル程度の入金があったため
パーソナルアカウントを凍結され
最終的に預金もすべて没収されてしまった人もいるという話でした。

月に3千ドルの利益で凍結されたのではたまりません。
利益率が3割だとすると、月に6-7万の利益を出すと危険ということになります。
これは正直かなり困りました・・

2.アメリカで稼いだ所得の申告

僕は税務の専門家ではないので詳しいことは書きませんが
何人かの専門家の方たちに相談した結果
僕のなかではここは、結構クリアになりました。

いまの僕の解釈は
ものすごく砕けた言い方をすると(誤解を招くかもしれませんが)
「基本的にはルールにのっとってキチンと申告すれば問題は発生しづらい。」
ということです。

Amazon輸出をはじめるにあたって僕がされた2つの指摘。
逆に言えばこれらをクリアしてしまえば
安心してAmazon.comで販売をすることが出来るようになります。

「みんなが出来ないと言っているから素直に諦める」のではなく
何が原因でAmazon輸出が出来ないのかを
自分で納得するまでは調べたかったんです。

まず、銀行口座の問題こういう時は順番に論理立てて考えます。

パーソナルアカウントを利用して
事業性のある資金の出し入れをする事に
口座凍結のリスクがあるのであれば
ビジネスアカウントを作ればいいですね。

後編へ続きます

輸出入ビジネスで自由を手にする方法