C to CのプラットフォームであるBUYMA(バイマ)を利用し、
私がアパレル輸入バイヤーで事業をしていることは以前お話した。

いくら日本国内に居ながらもビジネスを行なっていけると言えど、
バイヤーと聞いて「海外に居るバイヤーのが有利じゃないのか?」と
感じているかもしれない。

ここで次の表を少し見て欲しい。

レディース商品のカテゴリに絞り、
BUYMAのバイヤーランキングを数値化したものだ。

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上記の表におけるトップ20名より、バイヤーの平均値を取ると以下の数値になる。

<平均値を見てみる>

● ファン数 1,485人
● 評価   4.7 (5段階中)
● 出品数  932
● 取扱いブランド数 10

<バイヤーが滞在する国の傾向>

滞在国1位は日本(7人)、続いて2位 アメリカ(4人)、
3位 スペイン(3人)、以下はイギリス(2人)、イタリア(2人)、
シンガポール(1人)、フランス(1人)となっている。

海外にてブランド品の買付けを行なう海外在住バイヤーの方が、
大きく稼ぐことが出来ると普通は思うが、
意外なことに日本に居るバイヤーが20人中7人もいることがわかるだろう。

<どのような特徴があるか?>
全てのバイヤーに総じて評価が高いことを除けば、
それほど数字に一貫性はないと言える。

商品の販売金額(他のバイヤーより安価で出品)を見ると
独自の仕入先を持っていると予想されるバイヤーは、
極端 に出品数が少なく、取扱いブランドの幅も狭い傾向にあった。

一方、独自の仕入先が無くとも自分自身が住んでいる場所の
地理的利点を利用し出品しているバイヤーは、
商品写真が実物の写真であったり、
在庫を抱え出品販売を行なっている傾向にある。

また、在庫を持ち出品販売しているにも関わらず、
実物の商品画像を使用していないバイヤーも中に入るようだ。

<まとめ>
今回は、面倒でやらないであろう分析を、
BUYMAで公表されている数値をもとに表にした。

バイヤー独自の仕入先を確保しているバイヤーはともかく、
「海外に在住しているため有利である」とまでは言えない程、
日本在住の日本人バイヤーが多くランキングに入っていることがわかっただろう。

多くのバイヤーが日本に住んでいると予想できるため、
まずは現状できることから進めていくことで、
あなたも問題なく売上・利益を上げていくことができる。

上記の平均値も一つの参考になれば幸いだ。

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