いつになくちょっとお堅い話です。

郵便局が書留の配達に来ました。
いつもの大阪関税からのはがきでした。

いつもと違うのは、
税率を決めるための内容品を通知しろ
という文面だけなのですが、

今回は「薬事法」についても
問い合わせがありました。

「貴殿(社)アテの郵便物には薬事法に
該当すると思われるものがありますので
農林水産省へお問合せの上~~」

と、なにやら
恐ろしいことが書かれています。

その日は土曜日でしたので
記載されている電話番号はお休み。
月曜日に電話をしてみる事にしました。

該当商品はサプリメントだったのですが、
薬事法に触れるとなれば
税関で没収されて償却されます。

仕入代金を損するだけでなく、
生活を支えるヒット商品を
失うことになります。

一度に輸入する数量によって関税も
取られたり取られなかったりと不安定です。

輸出をやっているときも買い手から
「関税がものすごく高い!!」と
苦情を貰うことが多々ありました。

国によって税関やお役所の対応に
違いがありますので、

扱う品目によっては買い手の手元まで
届かないこともあります。

例えば香水。

含有する成分
(アルコールや液体そのものなど)に
よっては危険物に指定されますし

テロ防止のため飛行機に
乗らないこともあると効きます。

また、日本では直接皮膚に塗布するものは
すべて薬事法に引っかかりますので

安全性において薬事法のレベルを
クリアしたと証明する必要があります。

というわけで、商売をするためには
関税や法律について知っておく必要を
痛感しています。

工業製品では製造者責任法(PL法)が
ついて回ることはご存じでしょう。

Amazonで同じ商品を販売している
ライバルセラーが注意書きに、

「PL保険に加入しています」と
記載しているのを
よく見かけるようになりました。

Amazonで販売を続けるためには、
輸入はもちろん、輸出の人も
PL保険に加入すべきでしょう。

どちらかというと輸出の方が
訴訟を起こされるリスクは高いです。

特にアメリカ。訴訟大国として
あまりにも有名ですね。

「ダメモト」で訴訟を起こしてきますから。

というわけで、けっこう、
みんな保険をかけているようですよ。

輸入など国内販売ではPL保険は
損害保険会社で加入できます。

法人(中小企業)の方なら
地元の商工会議所で加入できます。
掛け金もすごく安いです。

輸出のほうはよく知りません。

輸出のPL保険に加入している人が
いらっしゃいましたらぜひ情報を
シェアしていただければと存じます。

副業貿易家