今回の中国富裕層に関する調査では、
回答者の90%が、購入前にオンラインで、
商品についてのリサーチをしていることも分かった。

情報収集の媒体は、商品の種類によって以下のように分かれた。

化粧品/ ブログ フォーラム又はウェブサイト メディア記事 テレビ
ファッション / メディア記事 テレビ ウェブサイト広告
ジュエリー/ テレビ スポンサーリンク メディア記事
電化製品/ オンラインニュース メディア記事 スポンサーリンク
航空券の購入/ ウェブサイト広告 オンラインニュース 雑誌広告
車/ スポンサーリンク メディア記事 屋外広告

同社は、市場で高いシェアを狙うブランドは、自社ブランドを
買ってくれそうな消費者が注目する媒体を是非活用すべきだと言う。

的外れの広告は費用の無駄遣いだ。
ターゲットとなる消費者の好みを理解し、人気ブランドの成功を
見習って、マーケティング活動を見直すことも時には必要だとのこと。

中国で不調のブランドは、人気小売りサイトで販売するか、
ブランド・コラボレーションで、話題のブランドサイトに
名を連ねるのも良いかもしれない。

或いは、買い手が好むサイトに広告スペースを購入するもの
1つの手だと言う。

同調査結果ではまた、中国の富裕eコマース消費者は、
オンライン小売業者とブランドのウェブサイトの両方を
頻繁に利用していることも分かった。

前年度最も人気のあったウェブサイトは順に、
Asos.com 、 AlexanderMcQueen.com 、
Dvt.com and Shopbop.com、Brownfashion.com、
BetseyJohnsonであった。

また、利用度の高かった世界的ブランドは、
シャネル、ディオール、資生堂、サムソン、アウディなど。

興味深いことに、商品では世界的に有名なブランドを好む彼らも、
金融サービスに関しては自国のサービスを利用するということだ。

金融サービスでは順にUnion Pay 、
中国建設銀行(China Construction Bank)、
中国工商銀行(ICBC)、中国銀行(Bank of China)、
招商銀行(CMB)、 China Lifeだ。

Agility Research & Strategyのアソシエイト・ディレクター、
Prashant Saxena氏は、

「資金管理は自国でというのが消費者の認識であり、
これは富裕層に良く見られる思考だということを、
当社の研究で学んだ。」
と言う。

「単にブランドの数々を並べるだけでは、彼らは満足しない。
購入体験の最初から最後まで、あらゆる点でいかに彼らを
喜ばせるかにかかっている。」

Enterprise INNOVATIONより引用
http://enterpriseinnovation.net/article/affluent-customers-continue-boost-e-commerce-asia-1672345073