シンガポール拠点の調査会社、Agility Research & Strategyの
最新報告によると、中国ではeコマースの高級品消費が
上昇し続けている。

この動向に貢献する富裕層の大半が、
aspirational(向上心のある)、ambitious(野心のある)、
affluent(裕福な)を持ち合わせた、
いわゆるジェネレーションAAA(Gen AAA)だと言う。

先頃、上海で開催されたChina Luxury Summit 2014で発表された
研究調査によると、eコマースで高級品を購入する富裕層の中でも、
典型的なのが、18歳から34歳までの勤労社会人(96%)で、
子持ちである(85%)ということだった。

回答者の性別内訳は、女性が54%、男性が46%だ。

同調査会社のウェブサイトには更に詳しい説明が載っており、

「Gen AAA層は概して、彼ら自身を代弁する、また、
彼らの人生の功績を象徴するようなブランドを熱望している。」
とある。

世界5カ国(中国、香港、シンガポール、インドネシア、米国)で
eコマースを利用する富裕層1、500人を対象に実施された
オンライン調査では、彼らが投資家でもあることが分かった。

回答者全てが、不動産を除いて何らかの投資があると答えたのだ。
およそ半分にあたる51%は、30万ドル以上の投資金があるとの
回答だった。

同調査によると、投資内容の1位が定期預金(85%) 、以降、
個人退職基金(80%)、地方証券(73%)、
プレミアム・バンキング(72%)、外貨預金(54%)となっている。

彼らの年間世帯所得は、18万 中国元(約250万円)から
50.6万 中国元(約716万円)だ。
ちなみに米国では9万ドル(約884万円)以上だ。

高級品を好む、又は使用する理由について、回答者の95%が
「高品質」と回答、また大多数が、従来のブランドでは得られない、
高級品の特別感を好む事が分かった。

後半へ続く。

Enterprise INNOVATIONより引用
http://enterpriseinnovation.net/article/affluent-customers-continue-boost-e-commerce-asia-1672345073