こんにちは
川下竜彦です。

先日僕が主催するセミナーで
懇親会を行ったのですが
真意を確かめられた点がありました。

それは
「OEM商品を作る場合は愛が必要である」
という点です。

それを懇親会で3名程の方に
「ほんとに思ってるの?」と
聞かれました。笑

僕は結構ほんとに言っています。
ただ、守銭奴のイメージが強いのか?

川下は金さえ儲かれば良い
と思われているのか?

それこそ真意が分かりませんが
まぁ、こういうイメージなのでしょう。笑

今更イメージアップを狙う気はありませんが
マザーテレサが言ったことで

>人はしばしば不合理で、非論理的で、自己中心的です。
>それでも許しなさい。

この名言をモットーに生きていて
つまり、愛情深いと
自分では思うのですが・・笑

ただ愛というのは多分、
非合理なことでしょう。

ビジネスという合理的な場において
なぜ商品愛が必要か?

単純に営業の熱量が
変わってくると思います。
例えば、

・今まで不具合が無いモバイルバッテリー
・3割の確率で返品されるモバイルバッテリー

同じ価格で売る場合に
どちらをより強くオススメ出来るか?
クレーマーにどちらをオススメ出来るか?

この場合、一般的なスタッフの場合は
前者をオススメしますよね。

経営者の場合は結果が全てですので
熱量変わらず売ることも出来ると思いますが

一般的なスタッフは前者と後者では
熱量はどうしても変わってしまうでしょう。

つまり、上記例では商品力があるほど
スタッフは熱量を持てることになります。

商品力があるものを作ればいいのですが
実現可能かというと
そう簡単ではありませんよね。

なぜ商品力のある商品を作れないかというと
OEMを例にして言うと

販売者は、ほぼ出来ているものを
供給して貰っている側であり
開発から携わることはほぼありません。

もちろん、大きなロットなど
大きな得意先になれば話は別です。

つまりOEMでライバルを圧倒できる
商品作りは小さなロットの場合では
ほぼ不可能と言っても良いと思います。

だからと言って
僕は適当に商品を作ることはしていません。

複数の会社から複数のサンプルを貰って
その中で納得出来るものを
作るように指示しています。

正直、サンプルを貰うこと。試すこと。
は時間を消費します。

BtoBは本当に一々遅いのです。

見積もり貰うのに1週間かかったり
サンプルを貰うのに2週間かかったり

ロット数増やした見積もりを貰おうとしたら
更に1週間かかったり・・・

もうかなりイライラするのですが
こういう手間暇を掛けることによって
商品に愛着が生まれると思っています。

感覚としては並行輸入は無感情で
数字との戦いのみですが

OEMなどは特にスタッフに向けて
感情移入してもらうことも
トップが行う施策の1つであると思います。

実際に上記のことをやっていると
僕の経験上初めて1つ売れた時の高揚感は
普段の並行輸入とは違います。

ですので、並行輸入でも
長く沢山売れる商品などは
感情を入れれるように

商品を実際に使ってみたり
他商品を使ってみた比較をしたり
すると良いと思います。

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