eBayが市場に返り咲くには、
もっと同国の市場に合わせた運営を行うこと、
また継続性が必要となる。
eBayインドは過去10年間で、
6人も社長が交代しているのだ。

投資会社のHelion Venture Partners専務である
Sanjeev Aggarwal氏もこう言う。

「変化の激しい市場では、継続性が特に重要。
eコマースはスピード重視のビジネスであり、
現地社長に決定権を与えなければならない。
Amazonはこの点で、より優れていた。」

eBayインド現専務のLatif Nathani氏は、
「在職期間が長ければ、市場を確立することができる。
また自分達には、ローカライズの権限も与えられている。」
と言う。

ライバルであるFlipkartとAmazonは、
次々とインド市場への追加資金を発表した。
競争は白熱している。

Nathani氏によれば、資金は十分に与えられており、
4月の全インド商業連盟(CAIT)との提携で、
ビジネスの範囲が広がると言う。

Aggarwal氏によれば、
「重要なのは、アクティブなセラーがどれだけいるか」だと言う。
同氏は、マーケットプレイスと契約するセラーのうち、
実際にアクティブなのは3分の1と推定する。

これは、同国の小売業者がテクノロジーに精通しておらず、
スマート・コネクティビティー(ハイテクな接続性)を
持ち合わせていないためだとする。

一方でセラー側は、OMPモデルのデメリットを指摘する。
ファッションサイトEratoの創設者は、eBayの物流管理は
自動化されていると言うが、実際には、受注の度に、
自身が業者へ連絡しなければならないと言う。

また、昨年ビジネスが急成長し、SnapdealとFlipkartのシェアは
倍以上に増えたが、eBayのシェアは低下したと言うセラーもいる。

「OMPモデルなので、他では見つからない商品が見つかる、
つまり、ロングテール効果はある。」

というのは、ファッションサイトのFashionara.comの共同創設者、
Arun Srideshmukhだ。
しかし、eBayが本気なら、MMPモデルに変えるべきだと言う。

先駆者としてのメリットは遠の昔に無くなったのだ。
Snapdealにより力を注ぐのも1つの手だ。
果たしてeBayが巻き返しを図ることはできるのか?

The Economic Timesより引用
http://articles.economictimes.indiatimes.com/2014-09-09/news/53730647_1_ebay-india-latif-nathani-flipkart-and-amazon