Amazonを真似た Digikala、 Grouponのような、
お買い得情報を提供する Takhfifan、eBayのような
市場を形成しているeSam、無料広告掲載のSheypoorがその例だ。

今年始めに設立されたAvatech社は研修、資金援助、
有識者アドバイスなどを通じてイラン国内のeコマース起業を支援している。
来春には、スタートアップ企業10社を一堂に集め
投資家の目に触れさせ、投資を促すDemo Dayが予定されている。

「イランには優れた人材と資材がそろっているので、
必要なのは指導者だけだ。私たちはまだ持続的ビジネスをする方法がわかっていない」
Avatechのパートナーである起業家Mohsen Malayeri氏は言う。

国民の自主的な動きにも期待が持てる。
例えば Startup Weekend。
起業家や将来起業したい人たちをつなぐこのイベントは、
がGooglegの後援で二年前から国内各地で行われている。

といえ支援は十分とは言えない。
「イランの数少ないベンチャーファンドの投資対象は、
将来有望なスタートアップではなく、すでに成功している企業だ」。

買い物代行など、富裕者向けオンラインサービスを提供している
Persian Luxury の創業者の一人、Amir Cyrus Razzaghi の言葉だ。
「革新的アイデアを持つ若者が起業したくても、そのめの手元資金がほとんど無い」。

イランのeコマースに投資している唯一の外資は
独 Rocket Internet と南アフリカの MTN Telecomの合弁企業、
Middle East Holding Internet (MEIH イランではRomakとして知られる)だ。

同社はオンラインショッピングサイトBamilo、
オンライン市場Mozando 、食品宅配のBodofood を設立した。

2007年に2万ドル(2百万円)を元手に設立して以来急成長し、
現在市場の85%を握る国内最大手Digikalaのライバルになりそうだ。

国内企業と外資の競争が始まるのも時間の問題だ。

Digikalaの創業兄弟の一人Hamid Mohammadi 氏は将来、
同社がAmazonもしたように、利益を犠牲にしても規模の拡大を狙う可能性を示唆した。
「Mohammadi 氏も言うように、「この市場は大きなリスクが必要だ」。

gulfnews.comより引用
http://gulfnews.com/business/economy/iranian-e-commerce-thrives-despite-obstacles-1.1393624