トヨタが主催する「第8回ドリームカー・アートコンテスト」が開催されている。
世界中の子どもたちが自分たちの描く夢の乗り物を
画用紙に描いて応募するのだが、
最終審査まで残ったいくつかの乗り物は
3Dプリンタを利用してレプリカが作られている。

子どもたちの夢の乗り物が実際に運行される日がすぐそばに来ているかもしれない。
大人には到底想像できない子どもたちの夢の世界をのぞいてみよう。

1. 貧しい人々に家を/アムマ・ヒラニ・タイン(ハワイ・11歳)
ハワイのアムマが考えたのは、
貧しい人々やホームレスのために、
あっと言う間に家を建ててくれる乗り物。

たくさんのアームが車の側面からのびていて、
家を建てるために必要な工具がすべてその先にくっついている。
この車が世界中を行き巡るようになれば、
家がない人はなくなるだろう。
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2. 幸せを運ぶ車/アイシャ・モハメド(サウジアラビア・15歳)
この車は大きなバスのような形をしているが、
5つ6つの小さな車に分かれる。
これらの小さな車は町中を行き巡り、バスが必要な人の前で止まり、
やがて集まってひとつの大きなバスになり
人々を目的地へと届けてくれるのだ。

バス停まで歩けないお年寄りや急な用事がある人には
とても便利でハッピーになれる乗り物だ。
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3. プラスチック飲み込み車/サメス・シンガージド(南アフリカ・10歳)
南アフリカのサメスが考えたのは環境を破壊する
あらゆるプラスチックを飲みこんで、
建物を建てるための石材を排出してくれるという車。
環境に優しい車が地球の未来を守ってくれる。
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4. トヨタ・アクアツアー/ディパック・クマル(カタール・14歳)
トヨタ・アクアツアーは熱帯雨林のそばなど
湿度が高い地域を走る専門の車だ。
車が走るたびに空気中から水分を集めて、
農業のために利用するという目的を持っている。
水は車の中で浄化されるので
健康で体に優しい作物が育つしくみになっている。
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5.デイリー・カウ・カー/スドラート・ラツドウィチャイ(タイ・8歳)
デイリー・カウ・カーは牛の形をした車で、
フレッシュな牛乳をその場で作り出し、
それを必要とするすべての子どもたちに届けてくれるというものだ。

車の下にはカップがベルトコンベアーで流れるようになっており、
誰でも気軽に手を伸ばせば牛乳を手に入れられるのだ。
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6. 汚染消しゴムカー/ブルック・クダハイ (カナダ・11歳)
汚染消しゴムカーは、環境に悪影響を与える車からの
排気ガスをきれいにしてくれるものである。

地上にあっては「空気発電機」という名で
汚染された空気をきれいな空気に変える。
水中では潜水艦型になって汚染水をクリアにしてくれるのだ。
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7.カメラ・カー/ロウレン・パーク(アメリカ・14歳)
旅のおともにしたいこの車はカメラというよりも、
プロジェクターのように走りながら
今までの旅の思い出を空に映し出してくれる
ファンタジー色たっぷりのもの。

ちょっとレトロな雰囲気もとても子どもがデザインしたとは思えない
完成度の高さを誇っている。
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子どもは実は大人以上に環境や貧しい人々への思いが深いのかもしれない。
ただの自分の夢がつまった乗り物ではなく、
貧困や環境汚染で苦しむ人々のことを思って考案された
「愛」あふれる車に胸が熱くなる。

Distractifyより引用