PayPalがモバイルコマースに関する調査を
世界22カ国で実施した。
その調査結果から世界的に、
スマートフォンユーザの64%が
ショッピング用のアプリを使用していることが分かった。

それに対し、モバイルブラウザを
使用している人は52%だった。
アプリを利用する理由では、
利便性と答えたユーザが35%、
速度と答えた人が30%だった。

その他に、即時決済や
割引・クーポンの使用も理由に挙がった。

PayPalの調査結果から
22カ国の市場で、今後3年の間に
モバイル消費率は約1900億ドル(約23兆円)にまで
上昇すると予測されている。

モバイルショッピングの2013年のモバイル支出は
約1020億ドル(約12兆円)で、これが2016年には
2910億ドル(約35兆円)に達すると予想される。

実際のモバイルショッピングの傾向を見てみると、
消費者の36%がモバイル機器を使用して
商品の情報を入手していた。
また、27%は商品の購入場所を探し、
25%がある特定の店舗や商品の
レビューを読むためにモバイル機器を使用していた。

今後のスマートフォンの使用に関しては、
スマートフォンで決済することに関心がある人は16%
アプリ又はブラウザを使用して
モバイル注文を行うことに関心がある人は15%
実店舗で買い物中に価格を比較したい人は14%となった。

モバイルコマースの最大の問題は
スクリーンのサイズであるとPayPalは報告している。

スマートフォンユーザの内39%の人が
スクリーンのサイズやウエブサイトの機能性を理由に
ディスクトップやノートパソコンの使用を好んでいる。

次に問題に挙げられているのがセキュリティーに関してだった。
21%の人がモバイル機器から商品を購入する際
セキュリティーの不安があると感じていた。

今後1年間でコンピュターベースの
オンラインショッピングは79%に落ち込み、
スマートフォンショッピングは14%上昇、
タブレットショッピングは7%上昇すると
調査から予想されている。

「低価格モバイルフォンや大規模スクリーン、
モバイル機器のセキュリティーの向上によって
mコマースの問題は減るだろう。
それによって、消費者は更に直観的に、簡単に、
安全にモバイルフォンで支払いを
行えるようになる」とPayPalは述べている。

PYMNTS.comより引用
http://www.pymnts.com/in-depth/2015/global-m-commerce-set-to-leave-e-commerce-in-the-dust/#.VOqfYvmsWoN