ミャンマーでのインターネット接続率は上がってきているが、
消費者の買い物意識を変えるには、
ec業者はさらに努力する必要がありそうだ。

ミャンマー版Amazonやアリババになろうと
ec業者がしのぎを削っているが、
その中で突出するのは難しいと誰もが感じている。

Zaw Gyi Martは創業から2年になるが、
ユーザー数はまだ1万人に過ぎないと
親会社管理部長のU Zaw Min Aung氏は言う。

Zaw Gyi MartはIT関連商品、ファッションアイテム、
美容品などを扱っている。ヤンゴン地域への送料無料で
他に差をつけようとしており、対象エリアも広げていく方向だ。
保証期間を儲けて、欠陥商品の交換にも対応している。

地元ec業者は国際的な大企業に感化されているものの、
地元ならではの重要な違いがある。

ミャンマーは未だに大部分が現金社会で、
クレジットカードや安全なオンライン支払いシステムなどは
まだまだ普及していない。

事前支払いの要求は、消費者に商品未配達のリスクを強いることになるが、
その反対だと今度は業者に料金未回収のリスクがある。

Zaw Gyi Martでは商品着払い、銀行振り替え、オンライン支払い、
モバイル支払い、ICカード支払いを提供している。

さらにロジ面での問題がある。
オンラインショップで売られている商品の多くは国内にストックがなく、
海外からの取り寄せになるので、そのための時間がかかる。

ヤンゴンから他地域の住所に商品を移送するのも、
ショップにとって経済的ではない。

オンラインショッピングサイトShwe99のオーナー、
U Kyaw Aye Naing氏はこう語る。

「ミャンマーではeコマースはかなりニッチな市場です。
人々は何を買うにしても、触れてみてから買うという従来のやり方を好みます。
また、服飾品にとっては、サイズ感も問題のひとつでしょう」

Shwe99は服飾品、電化製品、アクセサリーなどを扱っており、
品揃えのない商品について消費者のリクエストも受け付けている。
2011年に登場した。サイト訪問回数は月に100-150回だ。

買い物と消費者がオンラインに完全に移行するかどうかは、
産業全体、またどんなプレイヤーが関係してくるかにもかかっている。
小規模な地元業者の他にも、外資大手も参入している。

後半では外資大手のミャンマーでの活動について見てみよう。

MyanmarTimesより引用
http://www.mmtimes.com/index.php/business/technology/13491-e-commerce-slowly-escalates.html?start=1