eBayが繰り出すスムースな売買体験

一番人気のCtoCオンラインハブであるeBayは、
eコマースを完璧に理解している。

実店舗同士の競争がオムニチャンネル
（デジタル分野とリアル分野を繋いだビジネスモデル）
の土台になりつつあるため、
eBayはさらにその領域を広げようとしている。

eBayは、例えばPayPalとの提携などを通して、
オムニチャンネルのハブとなろうとしている。
オンラインでの大きな権力を手にしてなお、
eBayは自社のシステムを改善する道を探っている。

アリババのようなライバルが
eBayの国際市場に食い込んできているため、
eBayの進化と努力は止まらない。

eBayは新規顧客開拓の鍵は配送の合理化だと考えた。
オムニチャンネルの強化を目的として、
eBayはUSP、USPS、FedExと統合的な配送契約を結んだ。

フランチャイズのクーリエサービスPack&Sendも
近くその仲間入りをするひとつだ。
同社のCEO、Michael Paul氏はこうコメントしている。

「この契約はeBayをさらに強化するでしょう。
この契約は、週50個までの小包を送る出品者には
大変便利なものです。

eBayウェブサイトからデータを引き出して、
たったの2、3クリックで配送の手続きをできるんですから」

別の視点から見ると、
よりスムースな売買体験を生み出すもうひとつの動きは、
カナダに新しい供給センターが誕生することだ。
eBayが4月3日に発表した。

eBayの供給センターは現在8ヵ所にあり、
Amazonの供給センターと似たような機能を持っている。
つまり、販売プロセスを合理化・自動化する昨日だ。

eBayの副社長John Lin氏はこうコメントしている。
「オンラインで一覧でき、
スムースな配送が約束されているオムニチャンネルコマースは、
消費者がいつでもどこでも買い物できるような
利便性を高めるでしょう」

eBayの販売の自動化、
また合間に生じる面倒ごとの削減への努力は、報われている。

上海に本拠を置くeBayセラーのLi Lie氏は言う。
「海外倉庫のおかげで、中国の小売業者は
局所的な配送ができるようになりました。
これは彼らの売上増加に繋がっています」

最近のアリババのeBay市場への参入プランに関しては、
こうも言っている。

「競争相手が増えるのは歓迎ですが、
eBayは消費者のニーズに答えるため、
国際的な存在感を増していくと思いますよ」

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