こんばんは、君嶋です。

物販には「狙い撃ち」と「無在庫大量出品(外注化)」という、
2つの方向性があります。

これは、eBayとAmazonに当てはめて考えることができます。
僕が思うに、eBayは、狙い撃ち方面用のプラットフォームで、
Amazonは、大量出品方面用のプラットフォームです。

僕は狙い撃ちはあまり来なかったんですが、
eBayとAmazonで大量出品方面のことをやったので、
これを強く感じます。

無在庫で、誰にでも出せる商品を出していく、
という方法は、リスクが非常に低く、
簡単にやりやすい反面、
同じ商品にたくさんの出品者が群がることになります。

結果、当然、出品数に対する落札率(販売率)は低下します。

販売個数を増やしたければ、出品数を増やせばいいので、
普通に考えるとこれは大きな問題ではありませんが、
ここでeBayとAmazonの差が出てきます。

まず大きいのは、eBayのリミットの存在です。

リミットが設けられているということは、
その枠の中で販売個数を伸ばさなければ、
つまり、落札率を上げなければ、売上はそこで止まります。

普通にやっていたら、10品出して1品売れれば優秀ですから、
リミットが少ないうちのeBayアカウントでは、
狙い撃ちのほうが向いているということがわかります。

と、言うよりも、リミットが存在するうち、
つまり、リミットが廃止されない限りは、狙い撃ちのほうが向いています。
僕のeBayのリミットは出品数で言うと1万品程ですが、正直、全く足りていません。

Amazonをやってみてわかったのは、
大量出品を極めようとしたら、他の国でもすべきということ。

EUのAmazonで十分に商品が売れることを考えると、そうなります。
要するに、他国、特に英語以外のeBayサイトに出すと良い、
ということですね。eBay.frとかeBay.itとか。

が、eBay.comだけで枠は十分に埋まっているので、
これは出来ないんです。

ですから、売上を最大化しようと思えば、商品を狙い撃ちしたり、
販売先を狙い撃ちする必要があります。

もう1つの理由は、出品のやり方にあります。
Amazonは、出品の手間がeBayと比べてほぼかかりません。

それは競合も一緒なので、
「だから大量出品向き」というわけではありません。
eBayとの大きな違いは、
「新規商品の出品の手間」です。

eBayの出品は、人の出している商品を真似しようが、
新しい商品や1点モノを出品しようが、出品の手間は似たようなものです。

が、Amazonは、新しい商品を出品する手間と、
既にカタログにある商品を出品する手間は、雲泥の差。

なので、eBayの方が、
人の商品を真似するメリットが薄いということです。

さらに、Amazonでは、1点モノのようなものはほぼ出品出来ませんから、
結果的に、真似しやすい商品しか出品することが出来ないということ。

実際に、大量出品方式の売上の上がりやすさは、
Amazonのほうが上です。

ですから、
eBay→狙い撃ち
Amazon→大量出品
というのが理にかなっていることがわかります。

もちろん、これは絶対的な正解というわけではないし、
この逆でも稼ぐことは可能です。

が、例えばeBay無在庫で伸び悩んでいる場合は、
人が扱いにくい商品を扱ってみるとか、
そういう戦略的な方向転換をしてみるといいかもしれません。

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