eBayは、再びグローバル配送プログラムの拡張を行っている。
今回の拡張では、中東や東南アジアに位置する9カ国が新たに加えられる。

eBayは、出品者が直接海外に発送することなく44カ国(間もなく53カ国になる)の
購入者に対し商品を提供することができる
グローバル配送プログラム(GSP)の利用を出品者に勧めている。

eBayは、2014年4月8日には、
GSPプログラムにサウジアラビア、ウクライナ、アラブ首長国連邦、
クウェート、バーレーン、クロアチア、マレーシア、トルコの
9カ国を加えることを予定している。

GSPプログラムを通して注文を受けた場合、
米国内の出品者はケンタッキー州にある出荷センターに商品を配送する。

米国内の出品者は、国内の配送に対してのみ責任を負うことになる。
その後、eBayの提携会社であるPitney Bowesが商品を海外の購入者に配送する。

購入者は、会計時に支払わなければいけない
輸入関税などの租税の合計額を予め知ることができるので、
商品が到着してから追加料金を支払わされるようなことがない。

したがって、購入者にとって
このプログラムは魅力的なものであるとeBayは述べている。

だが、出品者の中には購入者の国の商品よりも
販売する商品の費用が高くなってしまい出品者にとって不利であるとする者もいる。

GSPは事前に本人の許可を必要とするものであるが、
eBayは、利用規約に同意することにより出品者の商品リストが
GPSの適用を受けることになることを出品者に明確にしていない。

つまり、出品者は利用規約に同意することで、
グローバル配送プログラムを利用してしまうことになる。

金曜日、eBayは出品者の海外適用除外リストが無効になることを通知するため、
出品者に対しGPSプログラムに関する手紙を送付した。

GSPプログラムが適用となる商品を出品していても
海外配送を許可していない出品者にとって、これは懸念材料となる。

EcommerceBytesより引用
http://www.ecommercebytes.com/cab/abn/y14/m03/i31/s03