6億点の商品を販売しマーケット規模では世界一、
ブランドランキングでは28位に輝いたeBay。
同社はこの秋にTVコマーシャルなどを使った
マーケティングの強化を大々的に行う。

狙いは消費者のeBay商品についての誤解を取り除くこと、
また最近のデータ漏洩問題で傷ついた信用を取り戻すことだ。

9月4日、Citiグローバル・テクノロジー会議に出席した
eBayマーケットープレース社長の Devin Wenig氏は、
個人情報の流出で会員1億5千万人が
パスワードの変更を余儀なくされた
セキュリティー問題後、eBayが「逆風」にさらされていることを認めた。

会員がログインできなくなるなどの
深刻な技術的問題については触れなかったが、
「eBayは未だにその影響を受けている」と語った。

eBayが広告キャンペーンをこの秋まで待ったのは、
顧客体験をより良いものにし、
品揃えを増やすことをまず優先したからだ。

広告はテレビだけでなく顧客との「すべての接点」をカバーし、
独創的に、また注意深く行うとしている。

「eBayの取り扱う商品はオークション品、
中古品、個人の持ち物が主だと思っている人が多いが、
事実はその逆で、現在は70%の商品が新品だ」とWenig氏は言う。

氏によるとeBayに納品する小売り業者のベースは拡大を続けている。
「過去3年に(Best Buy やTargetを含む)
140以上の大手小売業者やブランドをマーケットプレースに誘致できた」。

去年eBayはモバイル経由だけで
$220億ドル(約2兆円)の売上げを達成した。
モバイルサイトをより使いやすくしたことが、
過去三年の会員数二桁台増に貢献していると言う。

eBayとPayPalが別々の会社に分離するという噂について、
Wening氏は「株主のために企業価値を
高めることを取締役会は考えている」とコメントするにとどめた。

ecommercebytes.comより引用
http://www.ecommercebytes.com/cab/abn/y14/m09/i05/s02