BI Intelligence がこのほど発表した報告書によると、
eコマースのビッグ3、Amazon、eBay , Wal-Mart の市場での揺ぎない地位は、
携帯ユーザーに負うところが大きい。
三社の米国でのeコマース顧客のうち、
携帯端末だけで取引きをしている人の割合は全体の3-4分の1に達している。
ここまでの支持を得ることができたのは、
アプリやサイト自体の魅力もさることながら、
携帯を重要な販路とみなし、
ユーザーの満足にとことん資産をつぎ込んだ努力の結果といえる。
各社の取り組みを見てみよう。
eBay
携帯ユーザーがいつどこからでもオークションに参加し、
進み具合を見ながら必要な行動を取れるよう便宜をはかった。
アプリを強化し、見つけにくいレア物、地元で入手できる商品、
特売品などを検索しやすくした。
画像も豊富に提供。
過去の取引き記録をもとに、顧客それぞれの好みや興味に合った情報も配信する。
PayPalで決済を容易にし、信用についての顧客の不安を解消した。
Wal-Mart
「ネットとモバイルをきちんとしないとWal-Martは存続できない」
(eコマース部門トップ役員Neil Ashe氏)。
そんな危機感から同社は、パソコンより携帯を優先して
オンラインョッピングへのシフトを加速した。
とりわけ力を入れているのは、
価格に敏感な携帯顧客に特売品を提供することだ。
今年は感謝祭の翌日で年末商戦の幕開けとされる
ブラックフライデーの特売品情報や、地域限定の広告をふんだんに配信した。
これらの試みはオンラインショッピングだけでなく
実店舗に顧客を導く助けにもなっている。
Amazon
顧客の携帯による買い物体験を重視し、
1クリックで決済できる便利さ、直感的に操作できるサイト、
過去の記録に基づいたおすすめ商品情報などを提供している。
送料や一部動画のストリーミングが無料になる
優遇プログラムAmazon Primeで、eコマースからメディア配信、
ハードウェアまで一括提供するAmazonの世界への
顧客の囲い込みに成功した。
businessinsider.comより引用
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