携帯機器の普及や急激な消費者行動の変化が意味しているのは、
eコマースが従来型の小売業をしのぐ日が近いということだ、
とヤフー台湾は述べた。

ヤフー台湾グループを率いる、Jacky Wang (王志仁)氏によると、
台湾のeコマース市場は来年までに
1兆ニュー台湾ドル(約3兆4000万円)に達し、
年間4兆ニュー台湾ドル(約14兆円)規模の小売市場の
半分を占めるという。

「ここ2年間でのeコマースの変化は7,8年前よりも激しい。
世界のトレンドに追いついていかなければならない」と述べ、
特にmコマースには大きな可能性があり、
ヤフー台湾で買い物をする人の約40%がタブレット端末や
スマートフォンでサイトをチェックしていることも明らかにした。

Market Intelligence and Consulting Institute の調査によると、
台湾全土における本年度のeコマース市場の価値は、
昨年の4510億ニュー台湾ドル(1兆5000億円)から
5170億ニュー台湾ドル(1兆8000億円)へと15%上昇した。

来年はさらに14%上昇し5900億ニュー台湾ドル(2兆円)
になると予想されている。
この成長は、全小売業における過去10年間の成長率3.7%より早い。

ヤフー台湾は、さらなるビジネスチャンスをつかもうとする
台湾のeコマース市場のために独自の生態系を構築中だという。

Auction, Store Marketplace, Shopping Mall,
Service Plus and Discount といった、
5つのeコマースプラットフォームの統合に加え、
オンライン顧客向けの総合的なアプリの開発を目指しているという。

スマートフォンやタブレットの普及により、
通勤時間帯や昼食時といった、
以前であれば見落とされていたような時間帯での取引が増加している。

また、そういった携帯機器は顧客と小売店とをつなぐことから、
OtoOビジネスモデルを開発するには今が絶好の時である、と同氏は述べる。

さらに、消費者はバーコードを割引券として使うことができるし、
スワイプすることで購入したい商品を見ることもできる。
また、商品を購入したら2,3日で届けてもらうことだってできる、
と同氏は加えた。

TAIPEI TIMESより引用
http://www.taipeitimes.com/News/biz/archives/2014/06/24/2003593508