電子機器を購入する消費者は、
欲しい物が何か、どこで見つけるべきか分かっている。
少なくとも検索広告企業HookLogicが実施した
調査ではそう示されている。

この調査では、電子機器の購入をオンライン上で行う人の
ブラウジング行動や購買行動が調べられた。

米国のオンラインショッピング分野では
電子機器を購入する消費者の割合が最も大きく、
オンライン総売上高の21%を占めている。

2013年の電子機器のオンライン売上高は
574億ドル(約5兆8990億円)で
2018年には1084億ドル(約11兆1400億円)に
達すると見られている。

調査は3ヶ月以内にオンライン上で買物を行った
500人の消費者を対象に実施された。

また、2013年7月から2014年6月までの
米国での売上高が10億ドルを超える
小売業者のネットワークHookLogicの
1000万のオンライン小売取引も調査された。

電子機器を購入する消費者は、
平均で2.9のeコマースサイトを閲覧しており、
3つ以上のサイトを閲覧する人は半数以上いた。

1つのサイトしか閲覧しない人は13%しかいなかった。
だが、消費者は必ずしも買物を比較している訳ではない。
複数のウェブサイトで商品を比較する人は26%だったのに対し、
同じサイトで商品を比較する人は49%いた。

これがコンバージョン率になると、
電子機器カテゴリーは他の商品カテゴリーに後れを取る。

商品ページのビュー数に対する購入された商品の割合である
「コンバージョン効率」を調査すると、
電子機器の割合は、別のカテゴリーの割合の
3分の1であることが分かった。

別のカテゴリーと比較して、
電子機器の購入客は、購入サイクルが長い。
つまり、消費者は、購入前に数週間、或いは数ヶ月かけて
購入する電子機器を調べており、
それでコンバージョン率が低くなっているということだ。

だが、購入する時はたくさんのお金を投じる。
消費者は過去三ヶ月以内の電子機器の購入に
平均686ドル(約7万500円)掛けていた。

これは、全てのカテゴリー平均額503ドル(約5万1700円)より高い。
また、1回の取引で購入する電子機器商品数は平均で 1.4だった。

Internet Retailerより引用
http://www.internetretailer.com/2014/07/28/how-capture-online-electronics-consumers