Facebook上でダイレクトに買い物できる日が近そうだ。

Facebookは7月17日、アメリカの中小企業と組んで
「購入ボタン」をテストしていると発表した。

FacebookのPC版ユーザー、モバイル版ユーザー共に、
Facebook上の広告やポスト上の購入ボタンをクリックして、
Facebookページを去ることなく商品を購入できるようになる。

2014年初め、Facebookは「今購入する」「もっと見る」「サインアップ」
「今予約する」「ボタンをダウンロードする」といったボタンを、
広告主が広告に加えることができるシステムを発表していた。
今回の「購入する」ボタンはそこからの自然な流れだろう。

先に発表された上のようなボタンでは、
ユーザーがFacebookから離れなければならなかったが、
今回の「購入する」ボタンだと、Facebook上で取引が完了する。

Facebookは支払い体験を安全なものにすると強調する。
Facebookのブログのポストにはこう書かれている。

「ユーザーが取引の際Facebookと共有するクレジットカードや
デビッドカードの情報は、他の広告主と共有されることは一切ありません。
ユーザーは支払い情報を次の買い物のために保存するか、
しないかを選ぶことができます」

購入ボタンの導入は、eコマース売上をFacebook上で高めたいという
最近の思惑によるものだ。例えば、Facebookは2012年に、
ユーザーが友人にプレゼントを買うことができる
Facebook Gifts serviceというサービスを立ち上げた。

しかし1年もたたないうちにそのサービスは終了した。
Facebook上で友人にプレゼントを買うというアイディアが、
顧客の十分な興味を引かなかったためだ。
(Facebook上でギフトカードを買う顧客層は存在するが)

少なくとも1人のアナリストは、
購入ボタンも同じような運命をたどるのでは、と読んでいる。

「少数の人は利用するかもしれませんが、結局のところFacebookは
物品を購入するのに適した場所ではないということです」
と、Forrester Research Incの専任アナリストで、
副代表のNate Elliott氏は述べている。

internet RETAILERより引用
http://www.internetretailer.com/2014/07/17/facebook-tests-buy-button-ads-and-posts