戦争や紛争の犠牲者の数だけが並べられたときというのは、
暴力を前にしても、力強さを放つような
人間の憐れみの感情というものを
思い起こすことは、時として難しいものだ。
これらの写真に映し出されたのは、
憎しみに「ノー」といい、
愛を選んだ人々である。
私たち全ての者にとって、
見本となるといってもいいだろう。
半世紀以上も前に撮影された写真や、
現在でも報道されている暴力や紛争の現場で映し出された、
42の画像の中から厳選したものを
2回に渡ってお届けしよう。
仲間に慰めされる、歩兵の男性(朝鮮戦争、1950‐1953)
アメリカ ミズーリ州のファーガソンで、略奪行為を止めようと結束する人々(2014)
「ベルリンの壁」の向こう側に、「誰も通すな」という命令を無視して少年が壁を超えるのを手助けする東ドイツの兵士(冷戦、1961)
足を負傷した少年に包帯をあてる救命士を見守る少年とその弟(第二次世界大戦、1944)
少女とおしゃべりする兵士(2011)
ゴラジュテでの避難の際に救助した赤ちゃんを世話するボスニアの兵士(1995)
覆面をした男女に占拠された、ベスランの学校から解放された赤ちゃんを抱えて歩く
ロシアの警察官(2004)
爆発現場の場から離そうと、泣いている子供を抱きかかえるアフガンの兵士
(アフガン戦争、2001-2014)
市民に発砲する命令を拒否した軍人の手をとるエジプトの市民(エジプト革命、2011)
軍のブルドーザーから負傷した人を守ろうとする女性(エジプト、2013)
(2に続く)
distractify.com より引用
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