eBayのかつての忠実な顧客業者が
Amazon.com Inc.に事業を移行している。

2014年、Amazonの販売業者数は
2倍の約200万になった。
一方、eBayの販売業者数は
ここ2年間、横ばいの2500万のままだ。

eBayに初めにオンライン店舗を出店した業者は、
Amazonで商品を販売し始めると
その売上急増の速さに驚いたと話す。

ユーザーベースの大きさや
配送方法の多様性が売りの
Amazonへの業者の移行が
eBayへの脅威となっている。

昨年の年末商戦の売り上げが思わしくなく
マーケットプレイスへのアクセスも低迷してきており、
既にeBayは切迫した状況にいる。

Amazonへの店舗の移動は安くはない。
保管、梱包、商品配送を
提供する物流サービスに
Amazonは特別料金を課している。

両企業共には商品カテゴリーによって
異なる複雑な料金体系がある。
通常、最終的な販売価格の内
約10%がeBayから請求される。

Amazonの場合は、
オプションの保管や梱包の特別手数料を
含むと約15%支払うことになる。

Amazonでは高い売上高を達成できることから
高い費用を支払う価値があり、
自分たちで行うよりも
Amazonに物流を任せる方が
安上がりであると話す販売業者は多い。

eBayからAmazonへの乗換は
昨年から始まっていたという。
eBayでの売上高が低迷したことが
販売者をAmazonへ導く引き金となり
それが増えていったという。

Amazonは物流のサポートサービスや
大型の顧客ベースに加え
高い売上量が販売業者を魅了しているが
eBayは小規模販売業者の人気をまだ得ている。

また、Amazonへの人気の流れは、
同社の有料メンバーシップモデルにもある。
同社にはスピード配送に
年間99ドル支払っている顧客が数千万いる。

販売業者はこのような顧客を獲得するために
手数料を支払って
商品の配送を進んで委託しているのだ。

Amazonフルフィルメントサービスを
使用する4業者の内3業者は
年間売上成長率が20%に達しており
Amazonで販売する全商品の内40%以上が
同社に手数料を支払っている
第三者販売業者の商品だ。

Amazonは、手数料を支払って
在庫管理や配送を委託する業者が増えてきているとし、
「顧客のAmazonへの信頼を得られると共に
Amazonの世界的に認められた
フルフィルメントサービスや
グル―バルな販売知識、
顧客サービスを活用できる」と謳っている。

internet retailerより引用
https://www.internetretailer.com/2015/04/06/amazon-woos-ebays-once-loyal-merchants-faster-sales-growth