こんにちは、武藤です。
FBA納品時のラベル貼り付けサービスについて話したいと思います。

どんなサービスかというと、
商品にバーコードが表示されていれば、
FBA納品用バーコードラベルは貼り付ける
必要が無いという便利なサービスです。

中国から輸入する商品も現地でバーコードを貼れば、
日本や米国でFBAラベルを貼る必要がありません。

私もこのサービスのおかげで
数千点の商品にラベルを貼る手間が省けました。
ただ、FBA設定で気をつけたいのが、
ラベル無しの混合在庫の設定です。

これを選択してしまうと、バーコードを貼る手間は省けますが、
同じ商品を出品する他のセラーの在庫と混合されます。
私が経験したひどい事件はこれが原因でした。

某高級スーツケースをFBA販売した時のことです。
ある日、お客様からアマゾンのFBAセンターに
返品の依頼がありました。

高額商品でしたので理由を確認すると、
「この状態はひどいんじゃないの?検品とかしてますか?」
とのお言葉をいただきました。

いや〜そんなことはないと思いながら、
お詫びをしてアマゾンに商品を返送してもらいました。

アマゾンから取り寄せた返品商品を確認すると、
なんと、私が納入した商品状態とは似ても似つかない、
外箱はボロボロで本体のケースも鍵が締まりません。

そうなんです。

FBAで混合在庫を利用すると、
他のセラーさんが納入した粗悪な商品と
ミックスされてしまう可能性があるんです。

ほとんどのセラーは善良だと思うのですが、
特定の商品では頻繁に問題が発生したので、
現在では混合在庫は避けるようにしています。

日米のFBA設定を見直しされる際には、
参考にされてみてくださいね。

P.S

海外のお客様が日本の商品を購入される際、
懸念されるのが高い送料と配送にかかる時間です。
これをクリアする1つの手段がFBAです。

お客様はアマゾンの倉庫に納入された商品を、
安い送料ですぐに手に入れることが可能です。

一方で、アマゾン以外で販売した商品を、
FBA倉庫から発送するのが
マルチチャネル・フルフィルメントです。

指定した米国内の住所宛に、
普通便なら4.95ドル〜
速達の2dayシッピングでも9.05ドル〜、
翌日便なら16.95ドル〜で発送できます。

上記の費用には送料以外に、
アマゾンの配送代行手数料も含まれています。

また、自社ショップなどで販売を行えば、
アマゾン販売時にかかる15%の手数料が不要です。

ただ、このマルチチャネルにかかる手数料を見た時、
私は高いな〜と思いました。

なぜなら、FBA販売にかかる手数料は、
配送方法に関わらず3ドル程度だからです。
そこで、米国を代表する配送会社、
USPSの米国内の配送料を調べてみました。

すると面白いことがわかりました。

ロスからフロリダに1キロ程度の小包を送る送料は、
配送に2日程度がかかる速達で10ドル程度、
翌日便で30ドル以上かかります。

アマゾンのマルチチャネルには、
送料以外に配送代行手数料が含まれることを考えると、
アマゾンの手数料が相当安いことがわかります。

マルチチャネル販売にかかる費用は、
15%の手数料がかかるFBA販売と比べても、
USPSなど一般の運送会社の送料と比べても、
充分に魅力ある手数料だったんですね。

ノマドエクスポーター アマゾン海外販売編